セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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第3回東尋坊愛のマラニック103km(その3)

   
 「村岡ダブルフルのそれに較べればこんなもの…」と歯を食いしばりながら急坂を上りきると、ついに来ました平泉寺白山神社の段々前。50.7km地点。
 ここが第一の関門。スタッフさん曰わく、私の順位は現在27番目とのこと。予想外に早い。かなり驚く。
20140523144329518.jpg
 エイドには昨日受付で「待ってるからね」と声をかけてくださった女性スタッフさんの姿。この方、責任者らしく、ある程度したら100km地点の三国港駅エイドへ移動されるらしい。各種ゼリーを頂きながらお話。
 「ここからは下り基調やから、早よう来いや」とスタッフさん。
 「いやいや、待てど暮らせど来んかもしれませんよ。もしそうならリタイアしたと思うてください。ははは…」などと冗談混じりに返したが、まさかその後、それに近い状態に落ち込むとは…一寸先はまさに闇。
20140523144408009.jpg
 さあここで折り返し。あとは往路とは違うルートで海へととって返すだけ。ひいこら上ってきた坂を、今度は軽快に駆け下る。
 にしてもここまで内陸に来てしまうと、海から出発したことがなんだか夢のよう。逆に東尋坊へゴールした頃には、こんな所にいたことが嘘のように思えてくるのだろうなあ…。

 そんなことを考えていると、おお、見えてきました勝山城。からりとした晴天で絶好のロケーション。
20140523144446e04.jpg
 この後、九頭竜川を南岸へ渡り、えちぜん鉄道・勝山永平寺線に沿うかたちで西進。
 56.2km勝山駅エイド→62.9km小舟渡エイド→66.6km山王駅エイド→71.8km谷口コミュニティセンターエイドと順調に距離を消化していく。
 この区間、女性の部トップのランナーさんと抜きつ抜かれつの展開となり、それが良い刺激になったのか、たいしてペースダウンもせずに済んだ。この女性ランナーさん、横浜から来られたそうだ。無駄のない良いフォームをしておられた。

 谷口コミュニティセンターをこの女性ランナーさんより先に出発。今思うと、これが悪かった。この方と併走する形で進んでいれば、まず間違いなくコースを見誤ることなどなかっただろう。とにかく、「それ」はこの直後に起こった。
 この時点で私の前後にはランナーの姿は無し。魔が差すのは大抵こんなタイミングなのだ。
 谷口エイドから国道416号線(勝山街道)を少し西へ行くと、交差点に行き当たる(下図参照)。ここを右折し、鳴鹿橋を渡って九頭竜川の北岸へ出るのが正規のコース。もちろん交差点には右折矢印が設置されている。にもかかわらず、何故か私はここを直進、勝山街道をひたすら西へと走り続けたのであります。
 右折矢印を見落とした原因はなんぞや? 考えられるのは一つ。通過の際、たぶん私は左側の歩道を走っていたのです。この大会は原則として、右側の歩道を通行することになっている。よって誘導矢印も右歩道に設置。左歩道にいた私は、国道を挟んで向かい側にあるそれに気付かなかったというわけです。前にランナーの姿が一人でもあれば、また展開も違ったものになったでしょうが、それは結果論というもの。
20140523143801958.jpg
 正規ルートから外れたこともつゆ知らず、とにかくこのおっさんは国道416をひたすら真っ直ぐ走り続けます。その後矢印が出現しないことも「直進せよということだ」と解釈し、アホな前進、また前進。いつまでたっても現れないエイドにも、「まあそんな区間もあろう、はっはっは」と疑問を挟みません。最早底無し、救い無し。

 むむ、こりゃ変だぞ…と思い始めたのは、「永平寺町はここまで。またのお越しを~」の看板を見つけた時。それでも気を取り直しまた前進。いつしか永平寺町の更に西側の松岡町へ足を踏み入れていたのであります。
 やがて前方には「北陸道・福井北IC」の標識が。福井北! その三文字に、さすがに背筋が凍り付く。コースアウトをはっきりと自覚した瞬間でした(遅すぎるわ、どアホ!)

 遅すぎた分だけ動揺も大きかった。見知らぬ町の見知らぬ場所でまさに「地球に墜ちてきた男」状態。右も左もわからないとはこのこと。スマホを携行しなかったことが悔やまれたが、スマホで現在地が判明したとしても、正規のコースが頭に入っていないのだから、手の打ちようがないのよね、冷静に考えると(笑)

 交番交番…と周囲を見渡すも、そんなに都合良く見つかる筈もなし、思わず目に付いたローソンへ飛び込む(下図☆印)。でもって第一声が「ここはどこですか?」 おいおい、俺はいつ記憶を失くしたんだ(笑)
 レジカウンターの店員さんも驚かれたことでしょう。汗だく塩噴きたおし状態の胸にゼッケンをつけたおっさんが、心細い顔つきで「地図を見せてくれ」と懇願してくるのですから。ごめんな、驚かせて。
201405231438328cd.jpg
 店員さんからお借りした地図を眺め、私は決断する。「ここでUターンしたとしても、引き返す道中で更なる迷路へはまりこんでしまうかもしれない。ならば南北に走るえちぜん鉄道芦原線にぶつかるまでこのまま直進し、鉄道に沿って北上、すればいずれ三国港、果ては東尋坊へ帰り着くはず」と。
 今思うと馬鹿なことを考えたものだと苦笑する。そんなことをすればチェックポイントを通過しないのだから、帰り着いたところで当然失格だし、ルート的に言ってもスタミナが続くとは思えない(エイドも無いわけだし)。それでも何故か「電車やバスに乗って戻ろう」とは全く考えなかった。自分の脚で帰り着こうとしか思わなかった。そして、それが可能だという思いもあった。ウルトラランナーの意地か? はたまた動転していただけなのか?…そこら辺が自分のことながら、未だによく解らんのです(笑)

 ともあれ、上記のように考えた証拠として、ローソンを出てすぐさま、私は更に西へと走っておるのです。
 そして決断が覆ったのは、北陸道の下をくぐりかけた瞬間。「アカン! 引き返せ!」と何かが五感に訴えかけてきたのです。
 その途端、嘘のように迷いが消えました。道端の自販機で水分補給してから、私はせっせと元来た道を引き返し始めたのです。大丈夫、絶対に正規のコースへ戻れる…根拠もないのに、そんな自信だけは満々でした、何故だかわからんのですが(笑)

 そしてどれくらい引き返した頃だったかよく憶えていないのですが、前方からただ一人、こちらへと向かってくるランナーの姿を発見したのです。ただのジョガーなのか? いやいや、その胸には確かに「東尋坊愛のマラニック」のゼッケンがあります。
 おお! 同士(迷った者同士、という意味)発見! と心がときめいたところで、(その4へ続きます)
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