セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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トーさん、ついて行きます

   
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 トーさんって誰や? 父さん? 倒産? 縁起でもない! アホなこと言わんといて!……と、一人芝居はここまでにいたします。

 私がついて行きたいトーさんとは、香港の映画監督「ジョニー・トー」、略して「トーさん」です。

 英国領だった香港が中国に返還されるまでは、私の敬愛する香港映画監督といえば、ウーさんでした。そう、かの「男たちの挽歌シリーズ」で全アジアの男どものやさぐれ魂を痺れさせた「ジョン・ウー監督」のことです。
 そのウーさんが返還を期にハリウッドに去ってしまい、私の心にはぽっかりと空白が……。いや、香港であれアメリカであれ、ウーさんが活躍さえしてくれたなら満足だったのです。
 が、渡米後、ウーさんはグダグダになってしまいました。ウーさん映画の核とも言える「義侠心」が欧米社会に理解されなかったというか、むしろ理解されまいとウーさん側から自制してしまったというか、とにかくウー映画は香港時代のアクションスタイルを継承しただけの、カタルシスのないものになり果ててしまいました。仏創って魂入れず……ウーさんのスランプは今日も続いています。

 ウーさんの去った香港は返還と共にジャッキー・チェンなどのスターが北京などに活動拠点を移したこともあり、灯が消えたようになってしまいました。かつては「東洋のハリウッド」と呼ばれたあの香港が、です。

 そんな斜陽の香港映画界で頭角を現してきたのが、トーさんこと「ジョニー・トー監督」です。とは言えそのキャリアは長く、香港黄金時代には裏方として経験を積まれたみたいです。アクションから時代劇、喜劇、恋愛物と、香港の多くの監督がそうであるように、トーさんも基本的にはなんでもござれです。要するに「映画職人」なのです。

 限られた予算と強行スケジュールの中で、ジャンルを問わずいかにして一定レベルの作品に仕上げるか……それをトーさんは理屈でなく骨身で学ばれたのです。そんな下積み時代に身につけた技と、構築した人脈、それらを駆使して「トー流」とも言うべきスタイルを打ち出したのが、たまたま返還後の香港映画界の斜陽期だったわけです。

 黄金期も斜陽期も知るトーさんだけに、香港への愛着は人一倍です。スター流出で空洞化する香港に踏みとどまり、クールでハードボイルドな作品を連発していきます。中でも「エレクション二部作」は凄かった。中国本土にじわじわと侵蝕されていく香港極道の焦りや底無しの虚無感を、少ない台詞、簡潔な語り口、派手な銃撃戦もなしに描き切りました。

 そんなトーさんの最新作「毒戦 ドラッグ・ウォー」のDVDが今月末にいよいよ発売です。劇場で観たかったのですが、公開館がやたらと少ないんですよね。日本に香港・中国映画の需要がないのか、それとも外交関係がギクシャクしている関係なのか、よくわかりませんが。

 とにかくこの「毒戦」、トーさんの映画としては舞台が初めて中国本土です。中国公安警察も交えた麻薬密売をめぐる、まさに「毒の戦い」です。PM2.5に曇る中国で、「公安当局の検閲をパスした」トーさんの新作とは如何ほどのものか? 今から発売が楽しみでなりません。
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