セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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幻の駅を探す旅

   
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 前回、丸山健二の小説について書いたので、この際「ときめきに死す」にも触れておこうと思います。無論、丸山氏の小説も良いのですが、今回採り上げるのは氏の小説をベースにした故・森田芳光監督による映画「ときめきに死す」の方です。

 1984年の製作で、主演は沢田研二。原作では丸山氏の地元である信州らしき場所が舞台とされていたのですが、映画は北海道の道南地方で撮影されました。

 沢田演じる無口な青年テロリストが某宗教団体の大物(原作では大物政治家)を暗殺するべく何者かに派遣されてくるのですが、その青年が映画の冒頭で降り立つ片田舎の駅の名が「渡島(おしま)駅」。当時の国鉄の駅です。

 真夏の雨上がり、陽炎が揺らめく線路の向こうからゆっくりと近づいてくるローカル列車。赤錆た殺風景なホームにぽつりと降り立つひとりの男。清涼感に溢れつつもどこか鋭利な刃物を想わせる、印象的なプロローグです。この導入部だけで、私はひと息に映画の中へ引き込まれました。

 主人公が降り立ったこの駅は、作中で最後までキーポイントとなっていきます。彼が派遣団体からの小包を受け取るのもここですし、ラストで駅舎から姿を現したターゲットをナイフで急襲するのもここです。

 映画の中の「渡島駅」はずっと私の憧れでした。しかしインターネットも無かった時代には、その駅名が映画の中だけのものなのか、もしくは実在するのか……そこらがよくわからないので、勝手な想像ばかりがどんどん膨らんでいったのです。
 そして函館に行く機会があったら、絶対に訪ねてみたい場所として永年思い続けてきたわけです(あいにく未だ津軽海峡を渡る機会には恵まれていないのですが)。

 そうこうしている間にもインターネット時代が到来。駅名を放り込むだけでかなりの部分が理解できるというお手軽時代となりました。「渡島駅」をこのまま幻想で終わらせたほうが幸せなのではないか……などと躊躇いもしましたが、やはり知りたいという欲求には抗えませんでした。そして知り得たのは以下の通り。

 「渡島駅」は実在しました。JR北海道函館本線の駅です。映画では「渡島」でしたが、実際は「渡島大野」という駅名です。場所は函館から約18kmの北斗市市渡。
 映画に出てきた駅舎はその後建て替えられたようですが、その新しい駅舎さえすでに取り壊され、現在は仮設駅舎での営業だそうです。今後は北海道新幹線に関わる駅へと変貌を遂げていく予定だとか……よって映画のエンドロールで象徴的に使われていた「赤錆た鉄橋(コンコース)」なども完全に撤去されたようです。

 こうして私の「幻の駅を探す旅」は終わりを告げました。なんとも寂しい結末と言いましょうか……映画のタイトルのように「ときめきに死す」とはいかなかったようです。
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おじゃまします
私事で恐縮ですが、渡島大野駅のある北斗市は私の生まれ故郷だったりします。
「ときめきに死す」という小説も映画も知らなかったのですが、思わぬところで故郷の風景に触れる事が出来て驚きました。
もう10年近く帰省しておらず故郷には不義理をしていますが、幼い頃に親しんだ風景が今はもう無いのだと思うとチョットだけ寂しい気持ちになりますね~
>ナニカさん
なんという偶然でしょう…少なからず驚いております。
こんなことってあるんですね。お盆だからでしょうか?

クライマックスの教祖襲撃は、教祖の到着を歓迎する大群衆の目の前で行われるのですが、ネットで調べたところでは、函館近郊だけではエキストラが充分に集まらず、札幌市からも動員したようです。
渡島大野の改札口を出てすぐの広場が旗を振る人々で埋め尽くされ、ブラスバンドの演奏が響き渡るという見事なシーンです。

三十数年も前の映画ですが「ときめきに死す」はDVDもBlu-rayも出ているようなので、ぜひ一度ご覧になってください。
駅周辺以外にも、いろいろと懐かしい風景が映っているかもしれませんので。
初めまして
初めまして飯田と申します。渡島大野駅にあった鉄橋を検索していたらこちらに辿りつきました。
この鉄橋脇に祖父が暮らしていたため、子供の頃はよくこの鉄橋から風景を眺めていました。今では鉄橋があった場所すら判らないほど風景が変わってしまいました。そして貴重な映像が残る映画のことまで知ることができ嬉しい限りです。私もマラソンが好きで年に数回参加しております。機会があれば来年から函館マラソンもフルマラソンとなりますので新幹線でいらしてください。
>>飯田さん
はじめまして。
何気なく書いたこの記事に、飯田さん以外にも地元出身の方からコメントを頂戴し、驚いています。やはりネット時代なんですね。
お祖父様と過ごされた子供の頃の風景が、様変わりしていくのは、時代の流れとはいえ、寂しいものがありますね。

道南地方でウルトラマラソンが開催されるようになれば、ぜひとも函館を訪れたいと思っているのですが。五稜郭なんかも観たいですし。
函館マラソン、これから研究して、出来ればチャレンジしてみたいですね。
札幌よりもどちらかと言えば函館に魅力を感じるもので。
ありがとうございます
コメント頂きありがとうございました。
さっそく映画を見たみました。本当に懐かしい風景が作中に広がっており感動いたしました。なんと友人が駅前の群衆として参加していたこともわかりビックリです。
それと何度か作中に登場したジャンボパチンコは実家近くにあり、よく父に連れられていった思い出の場所でした。今は宅地となり当時の面影はありませんが。
まんたさんがおっしゃるとおりネット時代の恩恵です。今回はほんとうにありがとうございました。


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