セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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聖なる山

   
 昨日、商用で近くまで行ったので、桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ・三輪明神とも呼称)に参拝してきました。毎年元日早朝にはジョギングで大鳥居の前までは来ているものの、何せ立ち止まると寒いもので、いつもその場所で合掌し、すぐさまUターンするというパターンを繰り返してきました。罪悪感は募るものの、大鳥居から拝殿までの距離を考えると、気が重くって……。いやいや、ランだと大した距離でもないんです。でも元日早々、厳かな参拝道を駆けるなんて、神をも畏れぬ罰当たりな行為に思えて、とてもじゃないけど出来ません。
 というわけで、昨日は絶好の機会でした。大鳥居をくぐってすぐの無料駐車場に車を入れ、徒歩でゆっくりと拝殿まで向かいました。

 一月ももう七日だと言うのに、結構な人出でした。露店もそこそこ出ていて、まだ雰囲気はお正月です。週末の連休が終わるまでは、こんな感じが続くのでしょうね。
2015010814123297f.jpg
 参道の両側には原生林を想わせるような森が広がり、昼なお暗いそのムードは、太古の世界を呼び起こすに充分です。この感触、同じ奈良県でも春日大社や橿原神宮ではちょっと味わえません。三輪の森の雰囲気は、どちらかと言えば「縄文的」なのです。春日や橿原のような繊細さが無い代わりに、ぶっとい荒々しさを感じさせてくれるのです。

 他の神社同様、参道の突き当たりが拝殿になるのですが、この拝殿の中に祭神が祀られているわけではありません。拝む対象はあくまでも拝殿の向こう側に聳える「三輪山」という神奈備(かんなび)であり、拝殿は御神体の山に対峙する場所にすぎないということです。
20150108141255aed.jpg
 現在神社は大物主命(おおものぬしのみこと)を主祭神とし、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)を配祀しているとしていますが、出雲系と思われるこれら人の形をした祭神が祀られたのは後代になってからで、信仰の起源はやはり神奈備にあり、縄文末期から弥生時代初期にまで遡るという説もあるほどです。
 要するに神武東征(現実にあったかどうかは別として)以前の遥か昔から、この辺り一帯には「山を神とする」アミニズム信仰があり、倭国大乱の渦中においてその信仰は途絶えてしまい、やがて後世に大和朝廷によって上記の神々が召喚され、今現在の三輪明神の基礎となり、信仰が復活したと、そのように私なんかは考えているわけですが。
 いずれにせよその起源が、春日大社や橿原神宮などよりずっと古いことだけは確かなようです。ご存知のように三輪明神は、白蛇さまが祀られていることでも有名です。現在でも拝殿近くの森には、鶏卵がお供えされているようです。「蛇神信仰」はその起源が南方系であると言われています。中国の長江流域、果てはインドネシアなどの東南アジア。対して天孫降臨神話の起源は大陸の北方、主に騎馬部族に由来すると言われているので、三輪山一帯では、先にそこにあった南方系信仰を、後から来た北方系信仰が駆逐したとも言えるのではないでしょうか?
 しかし「山や蛇を祀る」という南方系の信仰を完全に打ち消すことはかなわず、「祭神がありながらも神奈備を拝む」という、どこかピントが定まらない現在のような状態へと発展継承されたのだろうと想像するのですが。
20150108141319680.jpg
 御神体である三輪山は「神域」とされ、一般の立ち入りは禁止されているのですが、大神神社に入山届けを出し、許可されれば登ることも可能だと聞いています。
 とは言ってもカメラなどの撮影機材の持ち込みは一切禁止で、入山時には神社から配布される白い襷をかけないといけないとか……。
 うちの父親が何十年も前にこの手続きを経て、一度だけ神域に立ち入ったことがあります。無論、団体の一人としてですが。
 三輪山で見たものや感じたことは、原則として他言してはならないらしいのですが、「三つの磐座(いわくら)があった」とだけ、ぼそりと語ってくれたのを記憶しています。

 父が登ったのと同じくらいの年齢になったら、ぜひ私も行ってみたいですね、白い襷をつけて。その時の感想は他言無用の規則なので、このブログに書くわけにはいきませんけど(笑)
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いいですねぇ~……
私も少なからず日本の古代史に興味があるので、お住まいの近くにこういった環境があるのは羨ましい限りです。
もう何年も前に嫁と二人で奈良に行った折、橿原神宮付近から飛鳥の辺りをブラブラと歩いた事がありました。その時は日程の都合で三輪山は遠くから拝んだだけだったので、それがちょっと心残りです。

それにしても3枚目の写真は見事に神々しいですねぇ~
思わすPCモニターに向かって手を合わせてしまいましたw
>>ナニカさん
ナニカさんも古代史好きとは、これは嬉しい!
私の周囲の奈良県民は、「古墳? ふ~ん」ってな感じの輩ばかりで嘆かわしい限りです。
最近は遙々遠方から古墳ガールがちらほらと、山の辺の道を訪れているというのに……。

それと三枚目の写真は残念ながら、ネットからの拾いものです^_^;
あまりの神々しさに、自分で撮影した遠景写真を思わず削除し、こっちを使わせてもらいました。


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