セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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本屋さんの意義

   
IMG00181.jpg
 インターネット通販が普及し始めた頃は、物珍しく、一見便利なこともあって、書籍を買うのに度々利用したこともあったのですが、最近はまた、書店に足を運ぶようになりつつあります。
 三つ子の魂百まで、と言いますか、昔から読書が好きなこともあり、書店のあの棚の前であれこれ手にとって、迷いに迷い、最良の数冊を選び出す、という一連の流れが、時間の無駄のように見えても、やはりしっくりくるんですよね。

 通販の場合は完全なピンポイント攻撃で、「目的買い」という点では理想的なのですが、「目的外・買い」つまり、お目当ての本以外の書籍との偶然の出会いが出来ないので、そこが実に味気ない。衣食住の外にある「読書」という分野において、こういった部分は大変重要だと思うのです。何でもかんでも効率化してしまえばいいってもんじゃ決してない。
 実際、お目当ての本を買いに行って、ふと目に付いた同じ棚の、三冊隣に並べられていた、お目当てとは毛色の異なる本が、読んでみると思いのほか面白かった、などということが、結構な確率で起こり得るから、本屋という空間は侮れないのです。

 書店のそう言った魅力を再確認するようになり、また通販以前の買い方に回帰したわけですが、にしても、「小説」というジャンルには、めっきり手が伸びなくなりました。
 年齢的なこともあり、若者文化を主題にした小説に興味が持てなくなったのが最大の理由で、純文学にしても、「村上春樹」のようなモノは、もういいや、というのが正直なところです。
 というわけで、おのずと向かう先は、歴史小説(時代小説でないところが味噌)になります。

 過去半年間で、買った小説は、写真の三冊。たったの三冊! 単行本はかさばるので、いずれも文庫になるのを待って購入。向かって右端の「日御子」は上下本なので、読んだ冊数は四冊。我ながら情けない……いかに現代の小説に興味が湧かないかを、如実に物語る数字ですね、これは。

 しかしこれらの本は、いずれも大当たりでした。左端は昨年逝去された坂東眞砂子さんの、遺作のような形になってしまった一冊です。土俗ホラー作家としてデヴューされ、その後歴史小説家へと変貌を遂げられた坂東さんの、あらゆる資質が凝縮された一作です。ずっと追い続けてきた作家だったので、早過ぎる突然の死は、残念でなりません。
 真ん中は、今最も好きな小説家である木内昇(きうち・のぼり)さんの直木賞受賞作です。木内さんの作品は、一見時代小説なんですけど、決してそうでないところが好きなんですよね。故・杉浦日向子さんの江戸漫画の味わいが好きな方なら、恐らくハマるんじゃないでしょうか。抑制を効かせた展開や描写が、とにかく素晴らしい。寡作な作家さんなのですが、これからも淡々と、良い作品を生み出し続けてほしいですね。

 止まることのない出版不況、などと言われて久しいですが、紙の本の読者が、電子書籍に移っているようでもなさそうです。要するに、SNSに時間を奪われ、読書する暇が無くなってしまったということでしょうな、紙・電子に関わらず。
 こんな時代だからこそ、本屋さんに行かなくちゃ、と私などは思うのですが……。
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