セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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その角を曲がると……

   
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 雨中のフルマラソンの疲れが、ようやく癒えてきました。完走の実感がじわじわとこみ上げてくるのも、こういう時です。
 同時に時間がなくて、当日は駆け足で行き過ぎてしまった篠山の町の光景も、ちらほらと浮かんでくるようになります。カメラにこそ収めなかったものの、やはり印象的な風景は、頭の中の印画紙にしっかりと焼き付いているものです。後々になっても思い出すのは、形として残さなかった方の風景だったりするから不思議なものです。
 子供の頃、家族旅行で山陰の鄙びた温泉地へ行ったことがあるのですが、その町の名前や、写真に撮った景色、夕食の膳などについてはさっぱり忘れても、温泉街の外れにあったストリップ小屋の看板だけは、今でもはっきりと憶えています(笑)。親の手前、カメラを向けることが間違っても出来なかっただけに、尚のことしっかりと網膜に焼き付いたのでしょうね。

 エロガキ時代の回想はほどほどにして、篠山の町には、これまでマラソン以外では訪れたことがありません。ですので、「お祭騒ぎに湧く篠山」の印象が真っ先にくるわけですが、大会当日、限られた時間の中でぶらつく城下町は、しっとり落ち着いた風情が漂っており、非常に好感が持てます。こういった場所には、マラソンを抜きにして、シーズンオフにゆっくりと訪れたいものだとつくづく思います。

 グローバル化のせいか、昨今の日本の幹線道路沿いは、どこへ行こうが、大型ショッピングモール、パチンコ店、ドラッグストア、コンビニ、ファミリーレストランと、画一化した風景が延々と続き、車を走らせる面白味がとんと無くなりました。均質化した金太郎飴のような風景ほどつまらんものはありません。

 篠山や昨秋訪れた福知山のような城下町にしても、メインストリートだけは、観光地化が進み、「今時の城下町」というマスメディア主導の鋳型に嵌められた感が強いのですが、ちょこっと角を曲がり、細い路地に入り込めば、そこにはまだ案外、手垢の付いていない「私だけの風景」が残っていたりするものです。

 住民の方にとっては不便な点も多々あると思いますが、「歴史ある町」ということで思い切った区画整備が出来ない。そのことが迷路にも似た路地奥の、いにしえの息遣いを辛うじて伝える情緒ある風景を、近代の浸食から守っているのです。
 観光パンフレットに掲載するなら、無論メインストリートの方なのでしょうけど、シーズンオフに独りぶらっと訪れ、ガイドやネット情報にもいっさい頼らずに歩き回るのならば、やはり路地でしょう。

 別にそこが名所でなくとも、ネットで皆がお勧めしていなくても、一向に構わないんです。自己満足と言われようが、自分の感性だけで、心の命ずるままにあちこちをぶらつき、琴線に触れるアングルを発見する……そんな旅がしてみたいですね。篠山や福知山の城下町の、水の流れる細い路地には、けっこう私好みの「まだ観ぬ風景」が点在しているように思えてなりません。
 先日、ほんの僅かの時間でしたけれど冷たい雨に包まれた篠山に佇み、ふとそんな可能性を感じました。
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