セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
<< 2017 >>
プロフィール

まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アクセスカウンター


スポンサーサイト

   
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| - | - | page top |

第17回奥熊野いだ天ウルトラマラソン(その4)

   
 円満池公園を過ぎれば、ほんの3kmほどの間に険しい上りと下り。少し走っては歩き、また走り出すの繰り返しで凌ぎきる。
 暑い。顔を伝う汗が乾き、頬はザラザラ。その塩の結晶を、また汗が溶かしていく。
20150504163002d32.jpg
 下り終えた所にある小阪下三差路エイド・53.7km地点。「鯉のぼりエイド」の別名で親しまれているらしいこのエイドを過ぎた辺りから、奥熊野の100kmコースは、ちょっと複雑な様相を呈してくる。
 とりあえずは、次なる平野バス停エイド・56.2km目指してまた坂を上る。ここが第一の関門。
20150504163039a03.jpg
 関門を無事パスし更に上ると、58.7km地点の折り返し点に到達。この地点が第三の山越えのピークなのだが、小阪下三差路からここに到るまでの5kmが、ひたすら上りのため、やけに長く、三倍ほどの距離に感じられた。
 小阪下三差路を出発すると、上方から続々とランナーが引き返してくるので、初出場の身としては、すぐそこに折り返し点があると錯覚してしまう……が、行けども行けどもまだ先が見えない。この精神的苦痛がけっこう堪えた。
 なので少しでも気を紛らせようと、擦れ違うランナーたちにほぼ百パーセント声をかけた。こうすることでかなり気持ちが軽くなったことは確かだ。
20150504163117efb.jpg
 折り返し終え、また平野バス停を経由(二度目が第二関門)し、鯉のぼりエイドまで戻る。ここで63.7km。
 複雑なのはここから。往路のように円満池公園の方には引き返さず、往路では40km付近で通過した熊瀬川の方向へショートカットする。熊瀬川エイド・65.9kmに到着すると、その先は、往路を逆方向から辿り直す。往路は時計回り。復路は反時計回りというわけだ。
20150504163152bd3.jpg
 なので往路で高石さんの写真を撮影した西中野川トンネルのエイドなども、そっくりそのまま立ち寄ることになる。ただ逆方向から走っているので、ここが初出場の悲しさ、いや、むしろ幸いというべきか、同じ道を辿っているように思えないのだ。エイドにいる時間を除くと、なんだか方向感覚が麻痺しているような気分が絶えず付きまとった。
20150504163228521.jpg
 そんな迷路にさまよい込んだような気分のせいなのか、はたまた鹿肉を食い過ぎたせいなのか、この辺りから、胃袋にずしりとした重たさを覚えるようになった。
 エイドに立ち寄るも、もはや固形物に手を伸ばそうという気にはなれず、水も、スポドリやコーラなどの味付きドリンクを飲みたくはなくなった。
 これは昨年の丹後で終盤、暑さにバテた時の状態と全く同じだ。冷えた水やお茶以外、身体が何も受け付けなくなるのだ。これはやばい。眼下を流れる清流の水が、やけに旨そうに思えてならない。

 75km地点を通過。あと少しで往路でも立ち寄った長井集会所エイドだ。ここが第三関門。何かカロリーになる物を口に入れなくては。
20150504163301e9e.jpg
 83km地点辺りまでは比較的フラット。往路でも最初の山越えを終えてから、レースを楽しんだ区間だ。
 そして83.7kmの第二四関門・井鹿会館エイド。ここから、解っていたことだが、急傾斜の上り坂がスタートする。レース序盤に那智高原から下り降りた例の坂を、今度は麓から上っていくというわけだ。これは正直、泣きが入った(>o<)

 なのでこの区間の写真は全く無し。もうカメラどころではなかった。ガス欠の身体で、ひいこら足を進めた。
 坂道の途中で、突然梢から縞蛇が落ちてきて、「ひやッ!」と声を上げるという、藤岡弘探検隊的なハプニングもあったのだが、バテがその恐怖さえ上回っていた。

 90km地点でようやくピークに達する。7kmの区間で300mも標高を上げた。もう限界じゃ。
 唯一の救いは、ここから那智の滝へはもう戻らないということ。滝を目指そうとすれば、ここよりまだ200mも標高を上げなくてはならない。それだけは勘弁願いたい。

 これ以降は往路では通らなかった道を走り、海岸の方にある補陀洛山寺を目指す。よって道は下り。しかし悲しいことに、激下り。97.2km地点の第五関門まで、300mも標高を下げる。わしらはバーテンの手中にあるカクテルか!

 そしてやっとのこと関門の井関三差路へ到着。ここがこのレースの最終エイド。あと3kmを走りきる力をくれ、とばかりに固形物を口に放り込む。
201505041633527bf.jpg
 ここからゴールまではなだらかな下り。「あと1km」とうとうここまで来た。
20150504163427c19.jpg
 微かに海の匂いがする。山ばかりさまよっていたのが嘘のようだ。
 町中に突入。昨日訪れた補陀洛山寺の幟旗の横を走り抜け、角を曲がると、細い道の突き当たりには、ゴールテープを持った平安時代の熊野詣の女人さんが……。
20150504163459d51.jpg
 やった、ついにゴールした! 完走メダルならぬ、一個一個手作りされた「完走木札」をかけてもらい、花を一輪頂戴する。
 12時間47分21秒。
 暑さにやられ、終盤はやばかったが、準備不足で挑んだ身としては、上出来のタイム。あきらめないでよかった。
201505041635363c2.jpg
 冷たい水を飲み、美味しいうどんを頂戴してから、会場を後にするべくテーブルを立った。
 宿までは500mの距離。ぶらぶら歩いて帰るにはちょうどいいわい……と考えていたのはレース中盤まで。「すんません、ビジネスホテル勝浦まで」と、迷うことなく送迎バスに乗り込んだわけです。
 現実は甘くない(笑)

 ※レースレポートはこれにて終了ですが、ケチくさい今回の旅日記はもう少し続きます。しばしお付き合いください。
スポンサーサイト
| comments(0) | trackbacks(0) | page top |


この記事のトラックバックURL:
http://masahashi.blog.fc2.com/tb.php/210-5cb83028
<< NEW | TOP | OLD>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。