セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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八木新宮特急バスに乗る(後編)

   
 「日本一長い路線バス」の旅は続く。
 十津川温泉の次の停留所で一名乗車。その乗客は、川津という停留所でバスを去った。

 13時半頃、バスはほぼ時刻表どおり「上野地」に到着。
201505081641059da.jpg
 ここで二度目のトイレ休憩。時間は20分。トイレはバス停車場の真後ろにあるので大変便利。
 上野地のバス停から北へ(つまり進行方向へ)100mほど坂を上ると、「谷瀬の吊り橋」の渡り口があり、その近辺に土産物屋や食堂が数軒営業している。
 昼飯は車中で済ませたので、休憩時間を丸々吊り橋に費やすことが出来る。ここへはこれまで三度訪れたことがあるので、20分もあれば吊り橋を往復可能なことは分かっている。ここまで来た以上は渡らなくては。
201505081641293d5.jpg
 久々の谷瀬の吊り橋。全長297mの橋が、下の十津川から54mの高さに吊られている。住民が生活道路として使用している吊り橋としては、日本一の長さを誇るらしい。
20150508164223a1a.jpg
 おっ、みんなへっぴり腰で、恐る恐る渡っているぞ。無理もない。実際橋の中程まで来て足元に目を向けると、それはもう鳥肌が立つほどの高さに震え上がってしまうのだ。高所恐怖症の人は、間違っても足を踏み入れないこと。途中で進退窮まってしまうこと請け合いです(笑)
 まだ独身だった頃、仲間と車でここまで来て、吊り橋を見上げながら、下の河原でバーベキューをした記憶が残っている。
20150508164246171.jpg
 さあ今回もいっちょう往復してやるか、と意気込むも、そこには順番待ちの長蛇の列( ・_・;) そういえば観光バスが数台停まっていたっけ……。
 吊り橋には重量制限が設けてあり、一度に二十人以上は渡れないことになっている。ああ……残念。バスの発車時刻もあることだし、ここは諦めるしかないか。
201505081643106e9.jpg
 無念の思いでバスへ引き返すと、そこでは乗客のおばちゃん連中が、運転手さんにカメラを手渡し、バスの車体を背景に、記念撮影をしていた。
 それにしても運転手さんは大変だ。途中交代無しで、こんなくねくねした山道を長時間運転し続けねばならない上に、面の皮のぶ厚いおばちゃんたちの相手までしなければいけない。私も仕事がらみで、この手のおばちゃんたちの厚かましさには、これまで嫌と言うほど振り回されてきたので、運転手さんの心中は察して余りある(゚´Д`゚)

 おばちゃんたち、吊り橋の土産物屋でまた何やかやと食い物を買い込んできた様子。これが手土産でなくて、自分が食べる用であるところが、おばちゃんがおばちゃんである所以なのだ(笑)
 草饅頭のようなものを頬張りながら、おばちゃん、運転手さんの勤務ローテーションを聞き出したりなんかしている。
 「大変なお仕事やねえ……さあさあ、一つ摘んで」草饅頭の箱を差し出すおばちゃん。
 「いえいえ、お気持ちだけ」と運転手さん。
 「まあ、そう言わんと」
 「ほんとお気持ちだけ。もう発車しないといけませんから」
 「そんな固いこと言わんと。運転しながらでも食べられるやろ」
 おいおい、おばちゃん、無茶言うたらあかんで!
 「それでは出発いたします」運転手さん、もう付き合ってられんとばかりにアナウンスを入れ、バスを発進させた。
201505081641595e5.jpg
 その後バスは大塔温泉を過ぎ、最後の難所・天辻峠に差し掛かる。峠を越えて下り行くと、やがて長かった山間部も終了。車窓に平野部の光景が広がり始める。

 新宮を出発してからここまで、ほとんど乗り降りの無かったこのバスも、五絛病院前に停車したあたりから、やたらと客の出入りが激しくなりだした。こうなると、もう「特急バス」でなく、ただの市内循環の様相。お年寄りやら奥様方、下校の小学生までが、乗ってきたかと思うと、二つ三つ先の停留所で降りていく。
 道路も混みはじめ、バスはなかなか前に進まなくなった。

 十津川温泉ホテル昴からずっと一緒だったおばちゃんおっちゃん団体は、弁当の空箱や菓子のゴミくずをシートに多量に残したまま、JR五絛駅で下車した。
 こうなるであろうとは予測していたが、それでも酷い有り様だった。運転手さんに手持ちの菓子をすすめた気遣い……あれは一体何だったのか? 菓子を受け取らなかった運転手さんに気を悪くしたのでは決してあるまい。ゴミの後始末は乗務員の仕事、とおばちゃんたちは割り切っているだけの話なのだ。「それはそれ、これはこれ」がおばちゃんたちの行動原理なのだ。ジキルとハイドの使い分けに長けているのだ。
 「近頃の若い人は……」とおばちゃんに言われたら、若者よ、「余計なお世話だ、この野郎!」と心の中で言い返してやろう(笑)

 それはともかく、バスは15時過ぎに五絛バスセンターに到着。三度のトイレ休憩、10分間。
20150508164336f7a.jpg
 ここから新宿行きの夜行バスが出ているとは知らんかったなあ……。今後、関東方面のウルトラマラソンに出場する機会があるかもしれないので、頭の片隅に入れておこう。
 さあ長かった特急バスの旅も、いよいよ終わりだ。
20150508164401f18.jpg
 そして16時半過ぎ、およそ10分ほどの遅れで終着点の「近鉄大和八木駅」に到着。
 行きはここから五十鈴川行の電車に乗り、三重県へ向かった。そして今、バスで紀伊半島のほぼど真ん中を南から北へとぶち抜いて、またここへ戻ってきた。そう考えると、なんだか不思議な気分だった。
20150508164425f7a.jpg
 新宮から長時間お世話になった運転手さんにお礼を言い、運賃箱に一番の整理券とお金を入れた。新宮からここまで、通しで5250円也。高い気もするが、白浜回りの鉄道で帰ったとしてもそれに近い金額が必要なのだから、まあ良しとしよう。

 奥熊野いだ天ウルトラマラソン出場にかこつけた、二泊三日の和歌山旅行もこれにて終了。今回も例によって、ケチくさい旅に終始してしまったけど、これで満足なんだから仕方がない。贅沢すると、なあんか落ち着かない性分なんですよね(笑)
 それにしても日本一長い路線バスにフル区間乗ったことで、二日連続ウルトラマラソンをこなしたような気がするなあ。あっ、それって得したってことか(^_^)
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すごいなぁ
ウルトラの翌日で無ければ挑戦したいところです。
しかし、100km走った翌日につり橋は怖いね。

路線バスで5千円越え・・・(笑)
料金箱にいれたんですか?

村岡エントリーしました!

>>pink_manさん
コースの大半を占める山間部では、ほとんど客の乗り降りが無かったので、たぶん大赤字路線だと想像します。
そう遠くない将来に、廃線になるかもしれませんね。

村岡100km、私もエントリーしました。
年々定員に達するのが早まっているようですね。
あの激坂を思い浮かべ、早くも武者震いしています(笑)


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