セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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第20回記念鯖街道ウルトラマラソン(その2)

   
 上根来エイドを過ぎてしばらくすると、「鯖街道入口」と書かれた木製の鯖型標識が出現。これがけっこう唐突で、二年前に初出場した際には面食らった記憶がある。
2015052113393632d.jpg
 山登りの覚悟は出来ていても、いきなりそれが来るので、思わず「おおっ!」となってしまうのだ。今回はさすがにそこまでいかなかったが、それでも「いよいよか」と身構えてしまった。それだけこの針畑超え(根来坂峠超え)はインパクトが大きいのだ。
201505211340183ec.jpg
 鯖街道入口からピークの根来坂峠までは、およそ4kmくらいだろうか。それだけの短い区間で、標高が500mほど一気に上がるので、その傾斜のきついこときついこと。
 トップクラスのランナーは別にして、私レベルの「なんちゃってトレイルランナー」は、もう歩き一択。駆け上がる余地など微塵も無し。前の人の背中を見ながら修行僧のような気持ちで、じりじりと高見を目指していく。
 昨日の雨で足元を心配していたが、落ち葉が厚く積もっているせいか、それほどぬかるんではいない。
201505211340548ff.jpg
 ひとしきり登ると、急に傾斜が緩くなり、舗装された道に出たりするので一瞬気抜けするが、これはまやかしみたいなもの。
20150521134134984.jpg
 すぐに傾斜はきつくなり始め……
20150521134216939.jpg
 またまたトレイルに突入。走りから徒歩へ切り替え黙々と登り行くと……
20150521134257c6c.jpg
 ついにピークらしき場所に到着。ここが19.6km地点の根来坂峠(標高875m)なのかな?
 「高島トレイル」と書かれているので、いつしか滋賀県に足を踏み入れていたわけだ。2.1km北東には、百里岳(931m)が聳えている。
 さあここからは、一転して下り。それも「どぎつい」下り。トレラン慣れしている人は、こんな傾斜地でも、それこそ役行者のように駆け下りていくわけだが、そんな真似、とてもじゃないけど無理無理。工事現場じゃないけど、「安全第一」の精神で、私は一歩一歩確実に(笑)
20150521134327e53.jpg
 気を張り、冷や汗と共に下っていく。道は狭い上に、真ん中は雨水の流れでえぐれており、拳大の石がごろついていて危険なことこの上なし。トレランシューズ着用のランナーでも足元の石がごろっと動いて、尻餅をつくという光景がちらほら見られた。ましてや私の足元は、けっこうへたったロード用のランニングシューズ。背後から足音が迫ってくる度に、「どうぞどうぞ」と道を譲りたいのだけど、いかんせん待避する場所が少ないのよね。

 それでもなんとか頑張って慎重に下り行くと、周囲が一望できる絶景スポットに出た。天気も申し分なしで、もう最高。
 二年前に出場した時、ここから遠くに琵琶湖を望んだように思うんだが、地図で見ると、琵琶湖は視認できるほど近くにないんだよね。むむ……もしかすると、後半の「杉峠」の間違いだったか? いや、二年前の杉峠は風雨のただ中で、視界がきくような状態じゃなかったぞ? 自分のことながら、訳が分からんなあ。
20150521134407436.jpg
 ともあれ転倒しないよう慎重に下り続ける。そしてやっとこさ傾斜が緩やかになり、ほっとひと息。
 が、水が行く手を遮っている!
 どないしようどないしよう。走り幅跳びでは……ちょっと無理やな(笑)
 「あの石とあの石を使って、あの石へピョ~ンと……」などと脳裏でパズルみたいなことをしている私の目の前で、多くの女性陣がジャブジャブ流れを突っ切っていった。男の面目丸潰れの巻(泣) くそっ、今に見ておれ!
20150521134445b3a.jpg
 そうこうしてやっとフラットな場所まで辿り着いた。ここは24.6km地点・小入谷の辺りだろうか。山から下りてきたとは言え、それでもまだこの辺りの標高は485mもあるのよね。
20150521134524087.jpg
 山部分はほとんど歩いたので、足のスタミナはまだまだ残っている。快調に走って27km地点・百里小屋エイドに到着。ここの光景も鯖街道ウルトラでは定番。冷えたそうめんが旨い。汗をかいた体に、麺つゆが染み渡る。
20150521134606497.jpg
 百里小屋を過ぎるとおよそ10kmほどの区間、公式のエイドは無いのだが、実はその中間の「平良」という所で、個人的にエイドを開設してくれている姉妹がいるのだ。これがまたありがたい。
 常連さんによると、もう何年も前から鯖街道ウルトラの当日には、この場所でエイドを開設し、ランナーたちの世話をしてくれているとのこと。
 お姉ちゃんが主に接待役で、妹さんがドリンクなどが無くなると、道を挟んだ向かいのお家から、せっせと重いペットボトルを運んでいる。毎年のことなので、もう手慣れた感じだ。
201505211347013f2.jpg
 名前は知らないので、ここでは「鯖姉妹」とさせてもらう。
 「大きなったなぁ……今、何年生や?」何人かのランナーが自分の娘に対するように声をかける。
 手を動かしながらはきはきと答え、にこっと笑う鯖姉妹。
 この姉妹に会えるだけでも、鯖街道ウルトラに出場する値打ちはあると思う。一服の清涼剤のような姉妹だ。
 二年前に較べて、とりわけお姉ちゃんの方は、見違えてしっかりしたように思う。

 この国の経済的・精神的衰退が言われるようになって久しいが、この姉妹を見ていると、日本もまだ捨てたもんじゃないと思える。最後の砦といったところか。
 ありがとうと姉妹には、心からお礼を言わせてもらう。
 このエイドから立ち去る瞬間の、なんとも名残惜しいことと言ったら……。
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