セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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怒りのデス・ロードに脱帽

   
IMG00354.jpg
 前売り券を買って公開日に備えていた、三十年ぶりのマッド・マックス・シリーズの新作「怒りのデス・ロード(原題FURY ROAD)」をついに鑑賞。
 3D版もあるらしいのだが、小細工が嫌いな私は、2D通常版を選択。
 結論から述べると、あっと言う間の二時間。息もつかせぬとは、まさにこれ。映画の中に巨大なスケールの砂嵐が登場するのだけど、このサンド・ストームに二時間なぶられ続け、ぼろぼろズタズタにされたような気分。いやいや、久々に物凄いものを観た。

 展開はいたってシンプル。A地点からB地点まで、敵の追撃をかわしながら逃げ続け、B
地点で反転。来た道をそのまま引き返し、敵に真っ向勝負を挑む、というただそれだけ。
 この展開は「マッド・マックス2」のラストの、「荒野の一本道での激闘」そのまま。ただし「2」ではそれが終盤の15分だったのに対し、今回は始めから終わりまで、ひたすらそれ。
 登場人物の会話も必要最低限に抑制され、物語の背景もさらりとなぞる程度。とにかくチェイスチェイス。クラッシュクラッシュ。それをCGにほとんど頼らず、スタントマンを使い、実際にクルマをぶつけているのだから凄い。昨今のどこかアニメ風の、重量感のないアクション映画とは、凄まじさの桁が段違い。
 それだけで二時間引っ張るのは映画の構成としては、ものすごく歪なように思えるのだけど、考えてみればサイレント時代の映画って、こういうシンプルな内容だったんですよね。追ってくる→だから逃げる→逃げながら戦う、という風に。
 なのでこの映画は、核戦争後の荒廃した世界を舞台にしていても、やっていることはジョン・フォード監督の西部劇「駅馬車」なのです。追ってくるインディアン、逃げる駅馬車。それをいかめしい改造車に置き換えてやっているだけなのです。
 そこがまたいいんですわ。「動く七人の侍」とでも言いますか、数で圧倒する野盗の群から絶望的な状況で逃げ回りながら、最後は一発勝負に出て逆転勝利する……マッド・マックスの最新作は、この基本を忠実に守っているわけです。監督のジョージ・ミラーが、たぶんその辺りの映画のファンなのでしょうね。

 だけど、これだけシンプルな構成で長丁場を乗り切ってしまう監督の手腕には、もう脱帽としか言いようがない。普通はいくつか「ダレ場」が出てきて当然なんだけれどそれもなく、奔放なビジュアル・イメージと力業でぐいぐいと牽引する。もう監督自身が劇中にわんさか登場する、「V型8気筒エンジン」そのものなんですね(笑) 七十歳ですよ。どんな七十やねん、ちゅう話ですわ。

 ネットの感想なんかで「マックスの存在感が薄い」とよく見かけますが、このシリーズって、冷静に振り返ると、マックスが真の主役と言えるのは、「1」だけなんですよね。あれは家族を暴走族に殺されたハイウェイポリス・マックスの「冷え冷えとした復讐劇」として独立していた。そして敵を討ったことで、話としても完結しているのです。
 「2」からは舞台設定もがらりと変わり、「流れ者マックスが絡む群像劇」になっている。マックス個人の活躍を楽しむというよりも、「物語世界を楽しむ映画」になった。
 なので「2」と「3・サンダー・ドーム」をミックスしてバージョンアップさせた感のある今作は、当然のごとくマックスも、主要な登場人物の一人に過ぎないというわけです。
 今回の真の主役は、やはりシャーリーズ・セロン演じる「フュリオサ」でしょう。「フュリオサ/マッド・マックス外伝」のようなタイトルでも良かったんじゃないでしょうか。
 しかし丸坊主になってもシャーリーズ・セロン、なんとも魅力的な女優さんです。監督の構想では第二部にもフュリオサが登場するらしいので、楽しみですね。二部ではもうちょっとマックスの存在感も増すのではないでしょうか。

 とはいえ心配は、今回ここまで面白くして、果たしてこれを上回るものが生み出せるのか、という部分です。それほどまで、今作は凄かった。これを上回る映画が出るとすれば、それはもうほかの誰でもない、ジョージ・ミラー監督の手による次回作しかないわけなのですが……。
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