セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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一極集中の行く末

   
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 首都圏への人口集中が度々問題とされてるが、一点へ集中するのは、何も人口だけではない。金も物も、何もかもが物凄い速度で一極へ吸い寄せられる。こういう現象を、俗に「勝ち馬に乗りたがる」と言う。
 そっちへ向かえば得だ、そっちからは甘い匂いがする……要するに、儲け話が転がっていそうだ。そんな情報に導かれ、人も物も金も、いつしか皆、似たり寄ったりの方向を目指している。
 ネット時代の到来で、様々な個性が生まれ出るかのように思えたが、どうやらそれは表層だけのもので、内実はむしろネット時代以前よりも画一化に向かっているように感じられてならない。表現、創作の自由度は、確実に狭まりつつある。

 こんなことを思ったのも、今月末から公開される塚本晋也監督の映画「野火」が、想像以上の苦しい資金繰りの中で製作され、その状態は、公開が迫る現在も続いている、という記事を読んだからだ。
 スポンサーはつかず、ボランティア頼みの自主制作、自主配給。塚本監督はこれまでも、そういうスタンスで映画を製作されてきた人ではあり、インディペンデント映画のノウハウは十二分にお持ちになっていたとは想像するが、それでも今回の作品は、大岡昇平の小説「野火」の映画化である。太平洋戦争末期のレイテ島を舞台とする、つまりが「戦争に関する映画」なのである。当然のことながら、予算を削るにも限度がある。着のみ着のまま近所の商店街でふらりとロケをするというようなわけにはいかない。軍装、ライフル、銃剣などなど、最低限のものは揃えないと成り立たない。舞台となる南太平洋のジャングルの絵も不可欠だ。

 それらの山積する課題を自主制作のスタンスでどうにか克服し、完成にこぎ着けたというのだから驚きだ。
 私は熱心な「塚本ファン」ではないのだが、原作の小説が好きなので、塚本監督が何十年も前から野火の映画化を企んでおられることは聞きかじっていた。もちろん、市川崑監督のモノクロ映画「野火」も何度か鑑賞している。
 なので塚本版・野火の公開を心待ちにしてきた。自主配給なので全国一斉公開とはいかないけれど、いずれどこかの映画館、もしくはDVDという形で鑑賞する機会を持ちたいと思っている。

 それにしても先日、某政党の勉強会に講師として招かれ、下品な発言をして反省の色もない某作家が原作の「特攻隊映画」には、金も物も人も集中して(金があるからジャニタレを配役でき、釣られて客も集まるという好循環)、「野火」に集まったのは、「今この映画を撮らねばならぬ」という監督やボランティア・スタッフの熱意だけだったという皮肉は、完全な一極集中……まさにグローバル資本主義の暗澹たる行く末を見せられているようで、慄然とする。
 一将功なりて、万骨枯る。小さき声が踏みにじられることのないよう願うばかりである。
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