セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
<< 2017 >>
プロフィール

まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アクセスカウンター


第18回村岡ダブルフルウルトラランニング(その4)

   
 蘇武岳山頂へ向かう激坂の沿道には、ランナーの苦痛が少しでも紛れるようにと、ランナーの氏名が明記されたプラカードがゼッケンナンバー順に設置されている。苦しさに顔をゆがませながらも、「わしのプラカードはどこじゃいな?」と番号を目で追いながら、じりじり登坂するわけだ。この行為がけっこう時間を忘れさせてくれる。
 名前の下にはこの地方の民話が少しずつ書かれており、先へ進むにつれて物語が展開していくという趣向も凝らしてあるのだけれど、こう苦しくてはさすがにお話の筋が頭に入ってこない。

 そうこうしている間に、マイ・プラカード発見! その前のストーリーを理解していないから、名前の下に「泣いていました」とあっても??なのだけど、それは確かに現時点の、私の心模様をずばり言い当てている。私は今、あまりの登坂の苦しさに「泣いておる」のである。このプラカードを拵えたスタッフさんは、もしやサイキック能力をお持ちか?
20151004143633ec2.jpg
 第14エイド・蘇武三叉路の寸前に設けられた、中間計測地点(49km)にやっとこさ到着。
 スタートからここまで、5時間56分37秒。速すぎず遅すぎず、まあええ調子で来たと思うが、この時点でのタイムがあまり当てにならないのは、過去二回の経験から解っている。ここまでいくら順調でも、蘇武岳を下り終えた時点での脚の状態は、また別の話なのだ。
20151004143714f50.jpg
 計測点を通過すれば、第二関門の展望台まであと2kmほど。きつい登坂ももう一踏ん張り。
 そしてついに猿尾滝エリアの作山エイド手前で擦れ違って以来、見失っていたピンクマンさんの後ろ姿を捕捉することに成功。よっしゃ!と言いたいところだけど、そこはピンクマンさん、案の定この急勾配を走って登っている。その脚力、ああ恐ろしや……追い付くのは次のエイドまで無理っぽい。
201510041438154be.jpg
 その背中を追っている内に、第15エイド・蘇武展望台(51.5km地点)に到着。それでもまだ山頂の少し手前なのだが、とにかくここまで登ってきた。
201510041439138e7.jpg
 「やっとこさ追い付きましたよ」カロリー補給をしながらピンクマンさんに話しかける。二年ぶりの再会である。

 鎌倉から参加のピンクマンさんは、今年に入ってからだけでも、「飛騨高山ウルトラ」「木曽町グレートトラバース」などの山岳系ウルトラマラソンを完走なさっている「登坂のプロフェッショナル」である。どんな急勾配でもランニングフォームを崩さずに、じりじりと登っていくその脚力・精神力は、到底私などが真似できるものではない。完踏でなく、あくまでも「完走」に執着されているのだ。両膝のテーピングが、数々の激走を物語っている。
 
 Sさんが私にとっての「イップマン」なら、ピンクマンさんはさしずめ、打たれても打たれても前に出る「ロッキー・バルボア」のような存在だ。なのでロッキーが別名「イタリアの種馬」と呼ばれているように、私はピンクマンさんのことを「鎌倉の優駿」と(一方的に)呼ばせてもらっている。ありがた迷惑、というやつかなぁ、これって?(笑)
201510041439435c8.jpg
 とにかくそんなピンクマンさんと、こんな見晴らしの良い場所で再会できたことが嬉しい。出場した甲斐があったというものだ。
20151004144032bca.jpg
 ピンクマンさんがもう少しゆっくりしていくと言われたので、一足早くエイドを後にした。この先、登りも下りもまだてんこ盛りなのだ。そう遠くないうちに追いつかれることだろう。二年前もそんな展開だったのだ。

 展望台エイドからほんの少し登坂すると、そこは100kmコースの最標高地点1040m。ピーク到達は嬉しいのだが、一転ここからの下り坂がまたきつく長いんだわ(泣)
201510041441077c7.jpg
 そうは言っても登坂で失った時間を、この区間で取り戻さなければ後々苦しくなる。よって写真撮影は最低限にして、膝をいわさないペースを維持しながら、黙々と下っていく。

 第16エイド・蘇武神鍋口(56.1km地点)
2015100414415276f.jpg
 第17エイド・蘇武白管山(59.4km地点)
2015100414422786c.jpg
 第18エイド・蘇武小城(64.km地点)。ここが第三関門。
2015100414430148d.jpg
 蘇武小城から少し下った地点で44kmの部のランナーたちが合流。ここからまた短い距離ではあるが、第19エイド・和佐父峠(68.2km地点)まで急激な登坂に転じる。またまた歩き。
 案の定ピンクマンさんに追い付かれ、見る間に入れ替わってしまった。にしても物凄い脚力。「俺は登るために生まれてきた」そんなピンクマンさんの内なる声を、耳にしたような気がする(笑)
20151004144337e60.jpg
 峠を越えると、今度はわずか5kmほどの区間で500mの標高差を駆け下る。時間を稼ぐには打ってつけだが、もうこのあたりになると、思ったように膝が踏ん張れなくなり、却って下り坂が怖ろしく感じてくるのだ。

 そして下りきったところにあるのが第20エイドの射添会館(73.3km地点)。第四関門でもある。
201510041444421ed.jpg
 下界にやっとこさ降りてきてほっとするのも束の間、設置されている大会時計を見てビックリ( ・_・;) 関門閉鎖まで残り半時間しかないではないか!
 これだから村岡ダブルフルは恐ろしい。蘇武岳に差し掛かるまでに拵えた貯金が、いつしかゼロに近づいているのだ。これから先は、また時間との戦いだ(毎度のことやけど)。
スポンサーサイト
| comments(2) | trackbacks(0) | page top |
ああ、背中がムズムズする。
我が身に過ぎるお褒めの言葉に
身もだえしております。

ぶっちゃけ、走りに拘っているのは
徒歩が遅いってのもあるんですがね。

実際、走ってても蘇武展望台でまんたさんに追いつかれちゃってる訳ですし。
休憩も長すぎるしね。

鎌倉っても端っこなんで
「鎌倉の優駿」というより
「大船の驢馬」で結構です。(笑)
(身体の頑丈さと言った意味で)
pink_manさん
褒め殺しは得意とするところですので(笑)

ブログ拝見しました。
歓迎祭の司会、ど根性ガエルだったんですね。
ヒロシ役の女性の方、キュートですよね。
役場の職員さんらしいですが。

男の方は翌日郷ひろみで走っていたのをみかけましたが、ラジカセ片手に走るのって、ほんとつらそうですね。


この記事のトラックバックURL:
http://masahashi.blog.fc2.com/tb.php/258-a9cfeb27
<< NEW | TOP | OLD>>