セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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死に番

   
shinsenngumi.jpg
 マラソン大会へ出るようになってから、もう九年近くになる。これまで大小様々な大会で、一桁から大きい数字まで、これまた様々なゼッケンナンバーを背負って走り続けてきた。

 ゼッケンは「道中の苦楽を共にする相棒」という意味において、ある意味完走証よりも愛着の湧くものであり、これまでのゼッケンは小さな大会にいたるまで大切にファイルして保存している。

 ナンバーは主催者側の都合によって、先着順、あるいは五十音順などで決定されるゆえ、まさに巡り合わせの賜物と言えるが、思い返すとこれまで、めでたいものから不吉なものまで、色々と身に着けてきた。
 ちなみに一番嬉しかったナンバーは、水都大阪ウルトラ100kmに初出場した際の「111」。枚方折り返し点のスタッフさんが、一目見るなり「おっ、めでたい番号やなあ」と仰ったのをありありと憶えている。
 反対に、最も不吉だったのは、昨年師走の八幡市民マラソン(ハーフ)で着けた「444」。受付ハガキでその数字を知った瞬間、背筋に悪寒が走ったものだが、当日のタイムは予想以上に良好で、災い転じて福となったのである。

 そして、いよいよ今週末に迫った「第20回記念・赤穂ウルトラマラソン」。送られてきたゼッケン引き換え書類を開封し、ついにこの時が来たか、と唾を飲み下した。
 今回私に与えられたナンバーは『42』。永らくマラソン大会に出続けていれば、いつかこういう時が来るだろうとは覚悟していたが、予想以上に早く、唐突に到来してしまった。
 過去のデータを見ると、赤穂ウルトラ100kmの部出場者には1~100までのナンバーが振り当てられ、エントリーはたいてい70名前後なので、この不吉な番号に当選する確率は、今まで以上に高かったのは事実だが、いざ自分に当たってしまうと、いかに肚を括っていたとはいえ、嫌な予感を心底までぬぐい去ることは難しい。

 そこでこの不吉な番号を、「新撰組」に喩えることで、気合いを入れることにした。

 ナンバー『42』→「しに」→「死に」……このように我が国において42なる番号は、「四十二」とはされずに、「四二(しに)」とストレートに発音され、更にそれが「死に」に置き換えられ、不吉の象徴とされることが多い。つまり「死に番」というわけである。

 「死に番」といえば、かの新撰組の市中見廻りにおいて、ご用改めの際などに、いの一番に旅籠などへ突入する役回りをそう呼んでいたらしい。尊皇過激派浪士が物陰に潜んでいるかも知れず、突入と同時に斬り伏せられる危険性が各段に高かったゆえ、そう呼ばれていたとも。
 このお役目は持ち回り制で、当番の者は当日の朝から気を引き締め、「死んでもよい肚を括った」などとまことしやかに伝えられている。

 とまあ、半ば強引に新撰組と結びつけたわけだが、誰もが忌避するこの「42(死に)番」、泣く子も黙る新撰組の隊士でさえ、悲壮な覚悟で挑んだというこのお役目……誰かが引き受けねばならないのならば、ここは一つ「光栄でござる」と解釈し直し、赤穂では、堂々たる走りで完走に漕ぎ着けようと思う。

 赤穂浪士は死を前提とした仇討ちを挙行したわけだが、新撰組の死に番は、斬り込んでみるまで、どう転ぶか、自分にも、もちろん周囲の誰にも予想などつきようがない。ならば「42」を背負って、ここは一丁飛び込んでみる他ないではないか。
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