セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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プロフィール

まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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PS2再び

   
ps200149_1.jpg
 初夏の頃でしたか、法事で親戚の家へ行った際、その家の小学校高学年の男の子がテレビゲームをしているのを、脇で何気なく見ていました。さすが最近の子、巧いものです。何というタイトルか知りませんが、3Dのアクションゲームを流暢に楽しんでいました。
 テレビの横には数枚のゲームソフトがあり、その中にうっすらと埃を纏い、明らかにしばらく放置されていたと見える一本がありました。タイトルは「影牢Ⅱ」。プレイステーション2のソフトで、サブタイトルには「ダーク・イリュージョン」とあります。
「これ、もうクリアしたん?」と私。
 親戚の子はチラッと私の持つそれを見て、首を横に振り、言います。
「それ、つまらん」
「おもろないんか?」ゲームとして駄作ということでしょうか?
「うん。なんか、やり方がようわからんねん」男の子が浮かぬ顔で言いました。
 やり方がわからない…その部分に私は興味を持ちました。こんなにゲーム慣れしている子でさえわからないとは、果たしてどのような内容の代物なのか? パッケージの裏面には少し大きな文字で、「罠にはめて敵を倒す」と書かれています。
「これ、貸してくれるか?」
 私の問いに親戚の子は、興味がないといったふうに頷きました。

 というような顛末で、このソフトを持ち帰ったわけですが、さてさてプレイステーション2の本体はどこにあったやら、というところから始めないといけません。発売された頃、ゲームをするよりも、DVDを見る目的で買ったので、DVDプレイヤーを購入して以後は、押し入れのどこかでメモリーカード共々眠っている筈です。ゲーム機としても少しは使いました。カプコンの鬼武者シリーズや、コーエーの三國志戦記などを割と熱心にやった記憶がありますが、もう昔のこと。ソフトも手放し、今では皆目です。
 さて十年ぶりくらいでゲーム機を起動させ、コントローラーのボタン配置などを再確認し、まずはソフトの取説を通読します。どうやら部屋のあちこちに罠を仕掛け、迫り来る敵を撃退するゲーム内容らしく、それだけわかれば習うより慣れで、さあスタートです。

 ゲームの舞台は中世西欧風の世界。筋書きは王家の内紛に纏わるもので、どうも好みに合わないのですべてスキップします。操るのは濡れ衣を着せられ、追い詰められたお姫様。よくあるパターンといいますか、勝手にやってくださいの世界です。
 この姫、まさに箸より重い物を持ったことがなく、剣も弓矢もまったく扱えません。そんな非力極まりない女に群がりくる騎士や魔術師といった敵ども。どないせえっちゅうねん、ひたすら逃げ回れちゅうんか? いえいえそこはゲームです。なんと姫の右手には、世にも恐ろしい魔神の力が宿っているのであります。
 この魔神の力によって、姫は天井、壁、床の三カ所に、それぞれ一つずつ、同時に罠を仕掛けることが出来ます。要は逃げると見せかけて追いすがる敵を上手く罠地帯に誘導し、ジャストのタイミングでトラップを発動させ、敵を撃退するのです。
 この罠のなんともエグいこと…壁からは剣山のようなものが飛び出し、針鼠のようになった敵に、さらに天井から三枚刃のギロチンが時間差で落下します。甲冑で武装した騎士も、こうなるとひとたまりもありません。悲痛のうめきを遺して、皆さんあの世へ旅立たれます。そして敵を惨殺する度に獲得するワールという宝石を貯めていくことで、さらに殺傷力の高い罠をどんどん生成することが出来るのです。
 また、舞台となる部屋には、様々なエグい仕掛けが施されています。落下するシャンデリア、電気椅子、火薬樽、人間を巻き込むローラーetc…そこ目掛けて、予め仕掛けておいた罠で、敵を吹き飛ばすことも可能なわけです。

 親戚の子が「よくわからん」と言って投げ出した理由が解ったような気がしました。このソフトを買う際に、たぶんアクションゲーム的なものを想像していたのだと思います。ボタンをあれこれ連打していればなんとなく進行してしまう、そのようなゲームを。しかしこのソフトの面白さは、罠の配置、発動の順番などをゲームスタートの前にあらかじめ頭の中で組み立てておき、いかに連鎖的にダメージを与えるかという点において、極めてパズル的なのです。シュミレーションゲームと言っても過言ではないでしょう。だから親戚の子は肩透かしを喰らった形になったのでしょう。
 事実、私も最初はよくわからなくて、思わず「駄作」のレッテルを貼ってしまうところでした。よく出来ているのですが、システムを飲み込むまでに苦労する、間口の狭いゲームと言えるでしょう。ハマるまでにある程度時間を要するのは確かです。妻の冷たい視線に耐え、暇を見つけてはあれこれと罠を張り巡らし、ラスボスを駆逐し、トラップをコンプリートし終えたのは先日のこと…持ち帰ってから3ヶ月ばかり経過していました。細切れのプレイで、よくぞ投げ出さずにクリアしたものだと我ながら感心しています。残酷な描写は賛否分かれるところですが、ゲーム的にはとても満足のいくものでした。親戚の子はこれを中古屋で買ってもらった、と言っていました。値段にしておそらく数百円といったところでしょう。この内容からすると大変なコストパフォーマンスの良さです(しかしこれ、R-15指定ですよ、お父さん! いいんですか?)。

 それにしてもこの姫様、考えつく限りのエグったらしい罠で敵をいたぶっておきながら、「ああっ、また殺ってしまった…」「殺したくなかった…」などと、闘いの節々でのたまいます。その様はやくざ者を巻き舌で恫喝しておきながら、はっと我に返り、「イヤん、あなた怖い」と亭主にすがりつく吉本新喜劇のギャグそのままで、失笑です。
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