セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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五百羅漢を観に行く(前編)

   
 赤穂ウルトラから一夜明け16日(月)。前日の夕刻から吹き始めた風は、やがて強風となり、まるで台風のような禍々しい音を伴い、一晩中ホテルの窓の外で荒れ狂った。
 風は朝になっても大して弱まらず、空は今にも雨が振り出しそうな、分厚い雲に一面覆い尽くされている。何でも兵庫県や岡山県の瀬戸内海沿岸部に、強風注意報だか警報だかが発令されているらしい。

 むむむ……朝飯を終え、思案した。天気さえ良ければ、兵庫県の加西市・北条町の羅漢寺へ、『五百羅漢』を見学に行くつもりだったのだ。だが、この風と空模様……しかし内陸へ行くと、幾分ましかもしれない。ま、行くだけ行ってみよう。

 というわけでチェックアウト。午前8時少し前に、JR播州赤穂駅から快速急行・野洲行に乗り、加古川駅で下車。
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20160522130921cdd.jpg
 JR加古川線・西脇市行に乗り換え、粟生駅まで行き、北条鉄道に乗り換え。粟生から終点の「北条町駅」までは、わずか20分。が、加古川と粟生でそれぞれ乗り換えに半時間費やしたので、到着は午前10時半になった。
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 目的地の「天台宗北榮山・羅漢寺」は、駅から北西方向に歩くこと約20分。住吉神社の北側で北条幼稚園、小学校、中学校に囲まれるようにして建っている。寺の規模は小さく、さして目立つものでもない。
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 中国自動車道の加西インターの近くゆえ、車で来るのが楽なのだけど、ローカル線の「北条鉄道」に一度乗ってみたかったので、赤穂遠征は絶好の機会だった。加古川マラソンや西脇子午線マラソンに出るつもりもなく、今回を逃せばいつになるか分からない。
 しかし北条鉄道は、距離も時間も短いけれど、本当に味のある路線である。単線かつ一両編成。途中の駅もそれぞれ駅舎に工夫が凝らしてあり、時間さえあれば、一駅一駅下車してみるのも面白いだろうと思う。
201605221311391ed.jpg
 話を元に戻そう。
 俗に『五百羅漢』と呼ばれている石仏群は、羅漢寺の敷地内にある。私がこれの存在を知ったのは、昨年逝去された小説家・車谷長吉さんの著書「物狂ほしけれ」によってである。本の表紙にこの石仏の写真が使われていたのだ。
201605221312031a7.jpg
 表紙の中で、西日(だと想像する)を浴びて、ただそこに立っている石仏は、こちらの心の状態によって、笑っているようにも見えたり、哀しんでいるようにも見えたり、怒っているように見えたり、様々に表情を変えた。
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 そのことが不思議でならなく、いつかそちらの方面へ行くことがあるなら、ぜひ一度立ち寄ってみたいと、前々から思っていたのだ。
 故・車谷さんは生まれが兵庫県の飾磨なので、生前、それも小説家としてデビューする以前に、この羅漢寺をきっと一度は訪れておられることと想像する。

 なのでこの、作者も、造られた年代も、また造られた目的も、何一つ定かでない素朴な石仏の数々は、車谷さんの文学に、もしかすると、決して少なくない影響を与えているやもしれないのだ。
20160522131404184.jpg
 風は強く、雨は今にも降り出しそうな気配だが、私も一体一体観させてもらうことにしよう、いつの日にか別れた懐かしい顔に出会えることなんかを期待しながら。

 【後編に続く】
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