セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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SNS時代の賞味期限

   
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 昨年7月のこと、このブログで、安保法案反対の横断幕やプラカードを掲げて国会議事堂前に集結したママさん方の話題を採り上げた。
 真夏の炎天下に幼子を連れ、熱中症など物ともしない勢いで、「我が子を戦場には行かせない」といった意味の訴えを繰り返していたママさんたち。報道によると彼女たちは、SNSを通じて連絡を取り合い、これほどまでの反対デモを組織したらしい。
 若者を中心とする「シールズ」のママさん版みたいなものかと、ちょっと驚いてニュースなどを眺めていたのを、一年前の記憶として覚えている。

 あれを頂点として、その後、その手の運動は影を潜めてしまったように思えたが、SNSを駆使しているわけだから、水面下ではきっと頻繁に連絡を取り合い、今後の活動の方向性などに関して議論を交わしているに違いない、などと一方的に想像していた。
 なので今回の参院選ではそれらの若者やママさんの票が、「改憲阻止」で一致した「野党連合」に流れ込み、けっこうな躍進を果たすであろうと、ぼんやりとではあるが予測していたのだ。

 ところがどうだ、ふたを開けてみれば与党の圧勝。福島や沖縄などの事情が切実なる県を除くと、日本列島全土が与党一色で染まってしまったといっても過言でない結果に終わってしまった。

 「一年前のあの光景は、一体何やったんや……」である。
 デモで盛り上がっていた若者やママさんたちの一票は、どこへ流れてしまったというのか? デモと投票はまた別物と割り切って、与党へ流れたのか? そうでないとするなら、そもそも投票にさえ出向かなかったのか?

 いずれにせよ、これが「勢い」というやつである。一年前の今、この選挙が行われていたとしたら、野党連合は間違いなく得票数を大幅に伸ばしていたに違いない。先月の英国の国民投票からも解るように、「時勢は、理性さえも押し流す」のである。
 だがあれから一年、野党連合が改憲阻止で一本化しようとも、時すでに遅し。「反対デモの気分」は過去のものとなっていたのである。つまり「賞味期限切れ」というわけだ。

 といっても、世のママさんたちが、「子供を戦争に行かせる気になった」わけでは決してない。ただ、もう反対デモをする気にならなくなっただけなのだ。理屈でなく、気分の問題なのだ。「戦争反対のラップ」を聴こうが、心が一年前のようにはときめかなくなってしまったのだ。

 SNSは拡散や動員に便利な反面、賞味期限を向かえるスピードも早い。そこが弱点だと思う。気分を煽ることは出来ても、水ぶくれした風船みたいなもので、じきに萎んでしまうのである。曲なりにも平和な日常が維持されている日本のような国でなら、尚更だ。「平穏」というオブラートが、いつしかすうーっと憤りの感情をくるんでしまい、トーンダウンは避けられないのだ。

 そういえば現代と同じく閉塞感に満ち溢れていた幕末に、「ええじゃないか」という民衆の運動が盛り上がった。息苦しさを打破するように日常を忘れて踊り狂うこの運動が流行ったのは、慶応3年の8月~12月と短かった。
 SNSの有無に関わらず、持久力の無さは日本人の伝統なのかもしれない。
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