セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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第19回村岡ダブルフルウルトラランニング②

   
 村岡商店街を二周してから、100km・88kmの部は町中を脱け出す。この二周は、日曜日の朝早く暗い内から家の前に出て、我々が通るのを待っていて下さる、会場近隣の皆さんへの、顔見せの意味合いが強い。
 提灯の仄かな光に照らし出された商店街の、沿道のあちこちから、「行ってらっしゃい」の温かな声が掛かる。幻想的な雰囲気も手伝ってか、走ってはいるのに、何だか足が地面に着いていないような、心地好い浮遊感に浸れるのもこのエリアの特徴だ。

 そんな民話的ほっこり感に包まれたまま町を離れると、やがて民家は姿を消し、いくらもしない内に登坂が始まる。
 いきなりの長い上り。スタート直後なので元気一杯だが、これが15分も続くと汗が噴き出し、次第に「えっ、まだ続くんか?」とウンザリし始めるのだ。
 ダブルフル第一の洗礼である。商店街で味わった懐かしさは、ここに来てほぼ完全に消滅し、代わりに苦痛が頭をもたげてくる。
20160929135143278.jpg

 長い登り坂の途中にある「水車小屋エイド(6.5km)」に到着。
 上空が曇っているわりには、いつもより夜明けが早いような気がする。この後、からりと晴れてくれるのだろうか? そうあってくれるといいが。
20160929135227344.jpg

 エイドを後にしてしばらく登坂すると、谷間を見下ろせる絶景ポイントがある。写真撮影のため、いつもここで立ち止まるのだけど、四回も出場すると、景観に一定の法則があることに気付く。
 この朝早い時間帯において、谷間をあたかも桃源郷のように靄が覆い尽くしていれば、その日は「快晴」。逆に谷間がくっきり見えるようだと「曇り、もしくは雨」。
 今回は靄がやけに少ない。ということは、やはりこの後、「秋晴れ」とはいかないのだろう。湿り気を帯びた大気は、明らかに「夏」のそれである。
20160929135314498.jpg

 9km地点あたりをピークに、コースはほんのしばらく間、緩い下りとなる。「兎和野高原」と呼ばれるリゾート感溢れる一帯だ。ここも撮影スポット。
 そして「兎和野高原エイド(9.8km)」に到着。
201609291354075c4.jpg

 エイドから少し下ると、道の左側に高原レストランのような建物があり、毎年その前でバーベキューコンロを並べて、炭火で焼きたてのピザを振る舞って下さる。
 私設のエイドで、レストランの従業員さんが開店前にやってくださっているらしい。この焼きたてが美味しくて、いつも楽しみにしている(もちろんタバスコもご用意くださってます)。今回は見るからに旨そうな写真も撮れたことだし、大満足。

 ピザを食べ終えると、またまた登坂。坂は14.5km地点の「ハチ北エイド」まで続く。
 昨夜の宿泊先であるロッヂあさひの女将さんが、ハチ北エイドを手伝いに行くとおっしゃっていらしたので探すも、時間帯が異なるのか、姿なし。なんぞサービスしてもらおうという下心があったのだが(笑)
 このエイドのすぐ先で、88kmのランナーさんたちとは、しばしお別れ。我々100kmは、ハチ北温泉街の方角へとひたすら下っていく。

 その道中、ハチ北高原スキー場のリフト乗り場の辺りだったと記憶しているのだけど、突如斜め後方から「まんたさぁーん、ブログ参考にさせてもらってます」と声をかけてもらった。「海水(かいすい)さん」という女性ランナーにである。
 考えればおかしな話なのだが、当ブログ「しみったれ、駆ける!!」の読者は、「同年代のオッサンしかいない」と、私はどこかで思い込んでいたのである。なので、初めて女性ランナーさんからそう声をかけてもらい、予期せぬ方向から狙撃されたかのような衝撃を受けた(笑)
 しかも「参考にさせてもらってます」ときたので、狼狽は尚更だった。過去の村岡ダブルフルの記事に関しては、自分では生真面目に書いてきたつもりでいるが、なにせ根が「テキトー」な人間なので、過去記事を思い返し、「なんぞその場のノリでデタラメを書き飛ばしてやいまいか」などと、途端に心配になってきた。
 「100kmですか?」と訊く。「ええ」と海水さん。
 狼狽のあまりアホな質問をしたもんや。88kmと分岐して、このエリアには100kmランナーしかいないのだった(笑)
 「お互い完走できるよう頑張りましょう」
 海水さんにそう声をかける。ニコッと微笑み、海水さんがペースアップする。その背中向かって、呟くように言う。
 「ほどほどに参考になさってください……<(_ _)>」
 何にしても嬉しい出会いである。この先、またお会いすることもあるだろう。こういうのが長い道中の心の張りになるんですね。
20160929135457d43.jpg

 急坂を下り、ハチ北温泉街へ突入。この辺りの路面はセメント舗装なので、足腰にはほんとツラいのだけれど、民宿の従業員さんたちが沿道で応援してくださるので、ついつい舞い上がってしまう。
 ここしばらく宿泊はハチ北スキー場方面が続いているが、来年は120km出場で二泊を予定していることだし(しょ…正気か?)、こののどかな民宿街でまったりするのもいいかなと思う。以前お世話になった「松屋」の大将はお元気だろうか。
20160929135537d46.jpg

 「ようこそハチ北」のアーチを潜ると、しばらくして「口大谷エイド(19.4km)」に到着。この時点で第一の山場はほぼクリアしたと言えよう。
 ここから2kmほど下れば、緩やかな上りが始まる。
20160929135640928.jpg

 周囲の山々を眺望しながら、田園を真っ直ぐに貫く道路を進んでいく。
 その突き当たりの三叉路に設けられているのが「大野エイド(22.8km)」で、用水路を流れる水音が何とものどかさを感じさせる。
 ここには毎年付近のおばあちゃんたちが数人いて、それぞれ椅子や手押し車に腰掛け、小旗を振りながら「頑張って~」と口々に応援してくださる。「おばあちゃん、また来たで~」と、ついつい言いたくなってしまう。
 縁もゆかりも無いこの土地に、これほどの郷愁を感じる自分が不思議でならない。「いつか来た、いつか見た土地」と呼ぶに相応しい村岡の一ページがここにあった。
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