セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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硬派と宿命

   
 永年のファンだった小説家の故・船戸与一氏がまだ作家デヴューする以前の1975年に、ルポライターをされていた頃、「豊浦志朗」の名義で世に送り出した一冊のドキュメンタリー本がある。
 タイトルは『硬派と宿命』。早くに絶版となっており、あまり売れなかったのか、古書店にもほとんど流通することなく、今読もうと思えば、図書館を漁るしかない。

 にしても秀逸な題名だと改めて思う。今回語りたいのは、この本の内容に関してではなく、二日後に迫った『あいの土山マラソン』の宿命についてである。何故なら、あいの土山は、間違いなく「硬派な大会」に分類されると思っているからだ。

 今年で30回目の節目を迎えるあいの土山マラソンは、近年雨後の筍のように増えたお祭り要素の高い都市型フルマラソンと異なり、競技性の強い、昔ながらの市民マラソンの面影を未だ残している。
 ゲストランナーも招聘せず、アップダウンが連続するベリーハードなコースの割には、リミットも「5時間」ときつめに設定されており(都市型フルでは6~8時間が相場)、ちょっと練習を怠れば、後半泣きを見ること請け合いである。村岡ダブルフル以降、多忙であまり走り込めなかった私は、「今回こそ収容バスか?」と戦々恐々である(笑) とにかく、終盤、「脚力が残らない」のが土山マラソンコースの特徴だ。

 公式エイドもストイックだ。提供されるのは「水」「スポーツドリンク」「バナナが時折」と、基本的にはそれだけである。地元の方が私設エイドでチョコや飴などを振る舞ってくださるものの、尚心配ならば、自分でスペシャルドリンクを用意して、特別エイドに置くしかない。
 至れり尽くせりの都市型フルとは真逆で、「てめえのことはてめえでする」姿勢が必要なのだ。篠山ABCマラソンもどちらかと言えばそのタイプだが、土山マラソンの方がより徹底している感がある。いずれにせよ、これは地方の老舗フルマラソンの伝統なのかもしれない。つまり硬派であり、私はこういうのが決して嫌いではないから毎年出続けているのである。

 しかし時代の流れか、集客という点からすると、この「硬派ぶり」が障害となっている感は否めない。
 会場までのアクセスの悪さは確かにあるが、そこは無料送迎バスで充分すぎるほど補ってくださっているし、計測や完走証発行についても万全。完走メダルも完走タオルもないけれど、参加料が都市型フルのおよそ半額なのだからそれで良し。会場には露店が軒を連ねており、走り終わった後には買い物や飲食を楽しむことも出来る。これで、何の不足があろうか?……と私なんかは思うのだが、30回記念大会というのに定員割れ。それもけっこう大幅に。

 土山マラソンは「フル・ハーフ合わせて4200名」の定員設定で、私が出始めた頃は、奇妙なことにハーフの部出場者がフルを上回っていた。それが一昨年あたりからマラソンブームのせいか定員に達するようになり、ハーフとフルの出場者数が逆転、やっと土山マラソンにも日が当たってきたか、と思いきや、今回まさかの大幅ダウン。またハーフがフルを上回るようになってしまった。
201410302032267a3.jpg

 都市型フルがあちこちで増え続けていることも原因だろうが、私には、どうもそれだけとは思えない。とりわけフルの部の不人気は、やはりコースの過酷さ(画像参照)によるものだろう。「一度走ってもう懲り懲り」という人が多いのではないか? なので一定数のリピーター以上に参加者が増えていかないのではあるまいか。

 それが硬派マラソン大会の抱える宿命だとしても、私は今現在のあいの土山マラソンコースが大好きで、間違ってもフラットなコースに変更するなんてことはしてほしくない。潰れる寸前まで耐えしのぐのが、私にとっての土山マラソンの醍醐味だからだ。
 この世の中、甘ったるいキャンディーやパステルカラーばかりだと詰まらんじゃないですか。少数で地味ながらも、やはり強烈な刺激や鋼を連想させる色合いが、どこかに存在していないと。土山マラソンには、そういう大会でいてもらいたいのだ。

 さあ明後日、練習不足は百も承知で、そして軟派な己を重々承知で、硬派な42.195kmにぶつかってきますぞよ。たとえ砕け散ろうとも、それが私の宿命だ(笑)
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