セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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ノーラン監督にハマる

   
 映画館で映画を観たのは去年の「マッドマックス 怒りのデスロード」が最後で、今年は全くである。子供の頃から学校では決して教えてくれない事柄をあれこれ勉強させてもらった映画に対して、これじゃいかんと反省はするものの、ケーブルテレビの映画専門チャンネルやDVDレンタルで事足りてしまうことも確かだし、映画館に足を運んでまで観たい新作が少ないことも確かなのだ。

 というわけで、今年印象に残った映画を挙げるといっても、新作は無く、おのずと過去作で見逃していた作品の中から、「おお……」と琴線に触れたモノを挙げることになる。

 そんな作品の中でも、「なんで公開当時スルーしてたんやろ」と今頃観てつくづく後悔したのが、クリストファー・ノーラン監督による以下の二作だ。

 まずは『インセプション』、2010年の公開作品である。
 当時、渡辺謙が出演していることだけは知っていたものの、「ああ、バットマンの監督か」の一言で、いとも容易く流していた。アメコミヒーロー映画が苦手なことからくる食わず嫌いがそうさせたのだけれど、こんなオモロイ映画だと知っていれば、間違いなく映画館で観ていたことと思う。

 多層構造になった「他人の夢の中に侵入して、深層意識を操作する」産業スパイの話で、ディカプリオがミッション・インポッシブルのトム・クルーズのように「チームを編成して」、夢の中でスパイ活劇を繰り広げるのである。P.K.ディックのSF小説がなどが好きな者にしてみれば、これはもうたまらない面白さだ。
 夢のステージは四重構造になっており、それぞれに時間のスピードが異なる。現実世界も含めると経過速度の異なる時間が5つも同時進行していて、各ステージでストーリーも同時に進行していくという複雑さで、これを見事に二時間ちょっとにまとめ上げ、破綻なく語り終えたノーラン監督の手腕に脱帽する。今後何度も見返したくなる良品だ。

 そして二つ目は、同じ監督による2014年度公開作品の『インターステラー』
 「インセプション」が夢の中という「インナースペース」を舞台としたのに対して、この作品は外宇宙という「アウタースペース」へ向かって話は展開していく。
 が、そこはノーラン監督。宇宙の彼方へ到達したかと思いきや、そこからは時間も時空も飛び越えて、結局は「内宇宙」へと二段階目の飛翔を果たしてしまうのである。「宇宙の果て=インナースペースの入口」というわけだ。インセプションで自在に時間軸と空間を操ったその手腕は、この作品でも十二分に活かされている。

 以上の二作品に共通するのは、「通常のSFアクションや宇宙モノとは毛色が違う」ということだ。前者はあたかも映画マトリックスのような衣装を、後者はあまたある宇宙飛行士モノのような衣装を纏ってはいるけれど、結局はどちらも「きわめてプライベートな小世界へ向けて」話が収束していくのである。原作無しのオリジナルストーリーで、自ら脚本も執筆しているというから、おそらくノーラン監督の関心がそこら辺にあるのだろうと思う。
 いずれにせよこの二作で、すっかり監督のファンになってしまった。「ダークナイト」や「ダークナイト・ライジング」などのバットマンモノは、好みのせいもあってイマイチ入り込めなかったが、バットマンの成功で知名度が上がり、インセプションやインターステラーが実現したと思えばバットマンさまさまである。

 そんなノーラン監督の次回作は『ダンケルク』で、来年の公開が決定しているようだ。
 第二次大戦の「ダンケルクの戦い」を題材にした監督初の戦争映画で、トレーラーもアップされている(なかなかの雰囲気ですな)。史実に基づく物語をどのように調理するのか、ノーラン監督の真価が問われる一作になるような予感がして今からワクワクしている。
 デジタル撮影全盛の現在にあって、ノーラン監督は今もフィルムでの撮影にこだわっているという。CG嫌いでも有名らしく、インターネットもほとんどやらないという。情報の海に溺れないそんなアナログの人だからこそ、オリジナリティ溢れる作品をモノにできるちゅうことですかね(笑)
 とにかくこの監督には、故キューブリック監督に似たようなテイストを感じる。となれば次作の「ダンケルク」は、ノーラン監督にとって「バリー・リンドン」のような位置づけになってしまうのだろうか。

 嫌な予感がする。バリー・リンドンの興行的惨敗でキューブリック監督はかなりのダメージを被った。ノーラン監督の次作は来年、おそらく劇場のスクリーンで鑑賞することになると思うが、それがバリー・リンドンであるか否かは、その時はっきりすることだろう。
 でも私は、キューブリック監督作の中では、バリー・リンドンが一番好きなんですよね(汗)
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