セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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第16回村岡ダブルフルウルトラランニング(その4)

   
 京都や奈良では調子に乗ることを「ほたえる」とか「いちびる」などと表現したりします。
 蘇武山頂で己が無意識のうちに「いちびりまくっていた」ことに気付いた私は、はっと我に返り、気を引き締め、正念場の下りへと突入しました。
 赤字覚悟で前半部を抑制してきたのも、すべては後半のため。ここから(途中、和佐父峠の短い登りを挟んで)基本的に第3関門の72km地点・射添会館まで続く、長く急な下り坂を利用して、短時間で借金を返済し、挙げ句にはおととしの倍、三倍の利益を計上してフィニッシュ…そんな設計図を描いて挑んだ今回のレース。前半のセーブがままならなかったといって投げ出すには、まだまた時期尚早です。

 下りにおいての注意点は「慌てない」「立ち止まらない」の二点。なにせ斜度が急なので、急げば膝や足首がオーヴァーヒートし、かといって度々停止すれば、今度はペースが乱れてしまいます。そこらの匙加減がとても難しいのです。
 おととしの大会では射添会館の直前くらいから膝の踏ん張りがほとんどきかなくなり、立ち止まっては屈伸を繰り返しての、脂汗ものの前進でした。あの時の苦痛、なんと言い表せばいいのでしょう。生きながらにして、じわじわと挽き肉にされていくような感覚とでもいいますか、とにかく尋常ではありませんでした。
2013100214430352f.jpg

 快晴で絶景。気温は三十度くらいあるのでしょうが、山国の気候のせいでカラッとし、不快指数は高くありません。
 この区間、思わず写真を撮りたくなる景色が結構あったのですが、一定のリズムを維持するたに撮影は諦めました。次回出場時のお楽しみに残しておきます。
 和佐父峠に登る地点で、山田グラウンドを午前10時にスタートした44kmの部がついに合流。これで四部門のランナーすべてが同一コース上に入り乱れることになります。他部門のペースに釣られてはいけません。思わず「ほたえそうになる」自分に喝を入れ、ここはクールでハードボイルド(?)な走りを貫きます。

 そして峠の頂から約5.5kmにも及ぶ激急坂(ここが全コース内で最大斜度)を、冷や汗を浮かべつつノンストップで駆け下り、ついに射添会館に到着。蘇武の山中からやっとこさ、人の住む町中まで戻ってきました。
 到着は午後2時ちょうど。第3関門のここが閉鎖されるまで、まだ一時間あります。膝や足首の具合もノーダメージとはいえませんが、それでもおととしに較べるとはるかに楽です。ここからゴールまでまだ二つ、山越しないといけないのですが(>o<)、まあなんとかなるでしょう。おととしここに着いた際には、もう脳裏では黄色信号が点滅し、警報ベルが鳴り響いていましたから。
20131002144252462.jpg

 射添会館ではあらかじめ荷物を預けていたランナーたちが、着替えをしたり、エアーサロンパスを過熱した脚に吹きかけたりしています。ここまで来ると100kmランナーは、個人差こそあれ、ぼろぼろでない人などいません。皆どこかしらガタが来ています。それさえも押し殺し、尚も前進し続けるのがウルトラランナーの「意地の美学」です。
 私は着替えの必要も無かったので、エイドでカロリー補給を済ませると、いよいよ後半部最大の見所でもある「長楽寺」へと続くこれまた急な坂を登り始めました。

 およそ3kmの登坂の末、ついに長楽寺のどでかく立派な建物が見えてきました。ここには「但馬大仏」と呼ばれる世界最大規模の木造仏が三体安置されています。
 そしてその大仏殿の中、つまり三体の仏様に見下ろされる恰好で、我々ランナーは「おはぎの振る舞い」を受けるのです。冷静に考えれば、物凄い構図ですよね、これって?
20131002143642786.jpg

 二体の力士像が睨みつける巨大な門には、歓迎・村岡ダブルフルの垂れ幕が! お寺さんのお心遣いに感謝しながら境内に侵入、そして正面に建つ大仏殿へと足を進めます。
20131002143724f83.jpg

 そして、見てください、このありがたいお姿! 奈良は東大寺の大仏さまもびっくりの大きさ! しかも黄金の光を放ちながら、そこに坐していらっしゃいます。
 脱帽し、合掌…<(_ _)>
 一般の参拝客の方もけっこういらっしゃいます。観光バスなどが到着した際には、もっと賑やかなんでしょうね。
 そんな中、我々ランナーはコース順路の矢印に従って、なんと大仏さまの背後へ回り込み、しかもお尻の後ろら辺を通過して、写真でいえば向かって右側に再度出現。そこに並べられたテーブルでおはぎを頂戴する、とまあ、こういう流れになっているわけです。しかしこんなことして罰でも当たらないかしらんと少し心配にもなることは事実です。
201310021438035a5.jpg

 それにしても村岡ダブルフルの実行委員会さんはやることが大胆です。大仏殿の中をマラソン大会の正式コースにしてしまいますか、普通? それを許可する長楽寺さんも物凄い懐の広さです。 例えば奈良マラソンがあれだけのランナーを東大寺大仏殿の内部へ誘導することを想像してください。まずもってあり得ませんよね。
 おととしに次いでここは二度目ですが、そんな私でも、大仏殿の中を走るというのは「何をしとるかッ!!」と怒られそうで、なんだか冷や冷やします。
 さあ、きな粉と小豆のおはぎを頂いたことですし、いよいよラストスパートに入るとしますか。
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