セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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第24回 2017えびす・だいこく100kmマラソン④

   
 御津エイドを過ぎると、また山越えに突入。常連さんが「チェリーロードの先にもう一山ある」と仰っていたが、これのことか?
 詳細は不明だけれど、とにかく「これがラスト」と信じて走りに拘る。思い返せば、ここで歩きを挟まなかったことが、後半のバテバテに直結したような気がする。

 くねくねと登坂。このエリアは少し内陸を通っているため、日本海が時折しか臨めない。スタートからここまで、ずっと海原を横目に走ってきただけに、けっこう精神に堪える。

 ……と、いつしか道の右側に背の高いフェンスが続くようになった。しかもフェンスの上部には、侵入者を阻むかのように、禍々しい有刺鉄線が張り巡らされている。
 「なんじゃいな、こりゃ?」……と不審に感じたのはたぶん私のような初出場者だけで、常連さんや地元の方には、単なる日常的な光景に過ぎないことだろう。
 が、それが眼下に現れた瞬間、予備知識の無かった私は、ぞぞっと鳥肌が立つ思いがした。
 そう……原子力発電所だったのである。
 風光明媚な日本海に向けてその口を開けている、どこかしら場違いな近代施設。ここまで時間の流れが穏やかな海浜の風景ばかり辿ってきていただけに、その違和感は尚更だった。不意打ちを食らった、とでも言おうか……。
 お天気が良くて空気も乾いているせいか、「建屋」なんかもはっきりと見下ろせる。先の震災による原発事故の報道で、原発にはそういう設備があることを初めて知ったのだけど、遠目からとはいえ、実際目のあたりにすることになろうとは、予想だにしなかった。それもウルトラマラソンのレース中に。
 しかし原子力発電所って、鉄条網や監視カメラによって、裏山側の防備は厳重に施されているみたいだけど、素人目にも、海側があまりにも無防備に映るのは気のせいか? 爆発物を積んだ高速艇などが突っ込んできたらどないするん?、と心配になる。ま、便利な反面、まかり間違うとヤバイ施設でもあることも確かなので、そこら辺のことは十分に考えられているのだろうけど。

 ちなみにこの島根原子力発電所の近くには、「島根原子力館」という施設もあり、原子力発電について学べるよう、一般人に開放されているようだ。

 さてさて、島根原発の西側からは、また海沿いを走ることになる。
 「片句」という場所で51km地点。やっとこさ半分を超えた。その次の「手結」から、今度は海岸にほぼ沿うかたちで南下。54km地点の「恵曇漁港」で、はるばる辿ってきた日本海沿岸ともついにお別れ。一抹の名残惜しさが込み上げるが、ここからは内陸エリア。ほぼ真東へ進む。

 56km地点の「鹿島」を通過してしばらく行くと、今度は進路を南にとる。やがて61km地点の「生馬」を通過。この辺りで、今回のウルトラ遠征のベースにしている松江市街地に、コース中最接近していることになる。見上げれば道路標識に「この先松江市街」の文字。暑さは増してきたし、へばってきたしで、「このままホテルに帰ろうかしらん」と思ったりする。悪魔の囁き……ウルトラマラソンの辛いところだ(笑)

 そんな誘惑を力ずくで捻じ伏せ、更に南下して64km地点の「下佐谷」に到達。進路を真西に変更し、宍道湖の北部広域農道を走る。
 ただひたすらの直進路。アスファルトの照り返しで暑い暑い(;´Д`)
 しばらくその姿を見失っていたけれど、ここへ来て、またアベベさんと並走する展開になった。
 暑さに耐えかね、「アイスが食いたい」で二人の意見が一致。自販機を探したけれど飲料のものしかなかったので、対向車線側のヤマザキYショップへわざわざ寄り道。ガリガリ君ソーダ味を買う。
「安くて旨くて最高ですよね」とアベベさん。
 その意見に全く同意。高くて凝ったアイスより、こういう場面では赤城乳業のガリガリ君が1番。齧る度に身体が内側から冷えていく。

 広域農道を西進すること約4km。68km地点の東長江で今度は南下。
 一畑電車の線路下を潜ると、その先には、ついに宍道湖の姿が。
 ここから先は、右手に宍道湖を眺めながら、一畑電車北松江線の線路に沿うかたちで、ひたすら西へ西へと走っていけばいいだけなのだが……
  ……け……景色が一向に変わらん(~_~;)
 右手の宍道湖はとにかくデカすぎて、行けども行けども湖面をギラギラと輝かせているばかりだし……
 片や左手の一畑電車も、その赤茶けた線路を、ただひたすら先へ先へと伸ばしているだけ……
 おまけに日陰は皆無。真夏のような太陽が、情け容赦無く体を焼く。
 風景の、そのあまりの単調さに、カメラを取り出す気力を喪失。こんなエリアが80km過ぎまで続くらしい。た……たまらん(泣)

 途中のエイドで常連さんが、こんなアドバイスを下さったのを思い出す。
「宍道湖まで出れば後はフラットなんやけど……まあ、とにかくその先が、精神的にキツイんや」
 ウルトラマラソン後半特有の「キツさ」のことを仰っていると思っていたのだけど、「コレのことやったんやね」と今、実感する。前半の日本海側が変化に富んでいただけに、尚の事この単調さは地獄である。

 その上、走り込み不足の身で、前半の山道を欲張ったツケが、ここへ来て如実に出始めた。
 あ……足が重い……。前半で拵えた時間の貯金がそこそこあるものの、この分だとこの先、あっという間に消費してしまいかねない。焦る気持ちと裏腹に、身体が付いてこん(笑) やってもうたわ……と汗だくで、またまた自嘲の笑みを浮かべる。

 そして悪いことに、一畑電車が今日一日、ゼッケンを提示するだけで乗れるときた。
 ゴール後、出雲大社前から松江に戻るランナーのために、そのようなサービスを用意して下さった実行委員会さんには感謝感激なのだけど、一畑電車の線路に沿って走り続けている状況下だと、「この薬が毒にもなる(笑)」。
 何せ「一日フリー乗車券を胸に貼り付けて走っているようなもの」なので、駅の前を通過する度にいっその事レースを投げ出して、冷房の効いた電車に乗ってしまいたくなるのである。

 怠惰に流れるのは人の常。かァ〜この誘惑ときたら、た……たまらん(泣)
 誘惑もたまらんけど、でも、鬼の形相で、その誘いを撥ね退けるのもまたウルトラマラソンの醍醐味で、これまた「たまらん」のよね。
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No title
小学校の頃、見学に行きましたわ>島根原発

当時はまだ夢のエネルギーということで
ピカピカしてましたねぇ

鉄腕アトムが案内役だったけど、原発に絶望した手塚治虫氏がアトムを原発のマスコットから降ろしたとか・・・
な~つかし~な~。
>>Pink_manさん
昔、題名は忘れたのですが、原発を「現代の神」と表現している短編漫画があって、その神が人間を道連れに大往生を遂げるというストーリーに、トラウマになるほどの戦慄を覚えました。

今回、裏山から見下ろした原発の風景が、その漫画に絵描がかれたアングルに酷似していたものですから、尚の事、戦慄した次第です。

写真撮影の後、逃げるように走り出しました(笑)


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