セコさと意地だけで挑むマラソン大会や、しみじみとした日常を綴ります。



   
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まんた1968

Author:まんた1968
数年前からランニングを続けている奈良県在住のオッサンです。
年に二、三回ですが、ウルトラマラソンにも挑戦しています。
タイムは凡庸なものですが、完走を目標に意地で走りつづけることを得意としています(笑)。

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ざんげの国

   
 芋づる式に表面化する食品偽装やクールとは名ばかりの宅配便…東京五輪招致の場で「おもてなし」を最大限にアピールし、それに成功した直後のこの惨状。
 哀れ。お粗末。国民の一人として、なんだかもう救いようのない気持ちになるのは私だけでしょうか?

 そういえばかの銀河鉄道999の停車駅に「ざんげの国」というのがありましたっけ。
 その星は「清らか」を売り物にする惑星です。宇宙から観光客を誘致するために重力波を利用して「清らかな鐘の音」を「高らかに」宇宙空間に響かせています。考えようによっては「清らか」の押し売りです。

 銀河鉄道の旅行客の宿泊先も「清潔第一ホテル」。犯罪は見事に根絶されていますので、お客様方は、どうぞ安心してこの星を堪能してくださいというわけです。
 花々の目立つゴミ一つない街並み。親切で笑顔を絶やさないその星の住人たち。交通網は整備され、まさに至れり尽くせり。旅行客は大いに満足し、その星を後にするはずでした。

 が、主人公の鉄郎とメーテルは銀河鉄道の定期券や荷物を盗まれてしまいます。この星の立場からすると、これは「あってはならない事態」なわけです。
 犯人を捕まえて荷物を取り返すことは容易いのですが、被害者の頭には、「あの星で盗難にあった」という記憶が刻み込まれてしまいました。この点が厄介なのです。清らかが観光資源であるこの星の立場からすると、行く先々の星で今回の経験を喋られるのが最大の恐怖なのです。

 そこでこの星の当局(公安警察のようなもの)は鉄郎たちを拉致し、眠らせ、その間に記憶消去を施そうとします。しかしメーテルの咄嗟の判断で、二人は間一髪、記憶の消去を免れます。

 やがて999の発車時刻がやってきます。客車の中から駅のホームを眺めていると、当局の責任者らしき制服姿の男がやってきて敬礼します。そして二人に、今後この星に立ち寄られた際にはVIP待遇をしますので、どうか今回の件だけは他言無用に願います、と哀切するように言います。車中には踏み込めない規定なので、窓の外から拝み、泣き落とすしか手立てがないわけです。
 列車はゆっくりと動き出します。「お願いします、お願いします」そんな男に向けてメーテルは言います。
「あなたたちは生涯、その清らかな鐘の鳴る地獄の中で暮らしなさい」と。

 禁酒禁煙、健康増進、規則正しい生活の中にこそ、清らかな魂が宿ります…そんなどこか押し付けがましい風潮が蔓延すればするほど、この国は根っこの部分を腐らせていっているような気がしてなりません。
 そうえばかのナチス第三帝国も、このような健全化スローガンを前面に押し出していましたよね。でもその内実はグロテスク極まりないものであったことは周知の事実です。
 上辺だけの「ざんげ」がはびこり、清らかな鐘の音が鳴り響く、どこか薄ら寒いこの国。恐ろしい現状だと言わざるを得ません。
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